「私は2年専業主婦して前の職場に復帰したのだけれど……」
そんな書き出しから、みろろ(@miroro_days)さんは以下のような呟きを投稿しました。
私は2年専業主婦して前の職場に復帰したのだけれど、そのすぐ後に妊娠して。申し訳なくて人事の女性課長に「育休とか要らないので直ぐに戻ります!」と言ったら「馬鹿なこと言ってないでちゃんと取りなさい。赤ちゃんと過ごせる時間なんて短いし、貴女が取らないと他の人が取り辛くなるのよ」と。
— みろろ (@miroro_days) June 27, 2024
そう言ってくれたその方は、女性管理職1号でかつ、産後復帰した女性社員1号。所謂ファーストペンギン。その方自体は世の理解が進まない中で産休の終わりと共に復帰した。長い不妊治療の末に授かった息子さんを溺愛していた先輩こそ誰よりもお子さんとの時間を切望していたはず。
— みろろ (@miroro_days) June 27, 2024
それが出来なかったのに後輩の背中を押してくれたのは次の世代にバトンを繋ぎたいという責任感と祈りだと思う。多分その中には「感謝して欲しい」という見返りを求める気持ちは無かった筈。先輩自身は道を拓いて次の世代の我々の背中を押すことでそれを広げた。それがその会社の働き方改善のスタート。
— みろろ (@miroro_days) June 27, 2024
自分自身はそうした第一世代と言えるバリキャリワーママ達の後に続く世代で、それなりに傷は負ったけれど先輩達ほど開拓者の苦労は追わずに過ごしている。でもやはり幾ばくかの責任感と祈りのようなものを持っていて次の世代がよくあるように相談されれば一緒に考えて助言もするし、背中も押してきた。
— みろろ (@miroro_days) June 27, 2024
そこに感謝は求めてない、と言うようり、そんな事を考えた事もない。ただ、自分と関わった人たちがお子さんを育みながら頑張って仕事をしている姿を見ると、嬉しいし、応援したくなるだけ。その流れが、自分の子供達に続くといいなと思うだけ。
— みろろ (@miroro_days) June 27, 2024
こういう態度が、ドヤ顔に見える人もいるのか、と思うけれど、まぁそれは捉える側の問題なので仕方がない。
でも私は、その先輩をはじめ、今まで色んな会社で背中を押してくれたファーストペンギン達の傷だらけの経験と勇気を、とてもじゃないけれど、心無い言葉で嗤う事は出来ない。— みろろ (@miroro_days) June 27, 2024
なるほど……。
先駆者の存在
令和4年度の育児休業(育休)取得率は女性が80.2%、男性の育児休業の取得率は17.1%で過去最高となりました。
なんか送別会で酒飲んでる間になんかプチバズっとる…中には『旦那に産休取らせればよかったじゃん』みたいなご意見もいただいていて、10年前はそういう時代でもなければ今みたいな制度もなかった。でも、そういう事が当たり前に思いつくようになったのって本当に時代の素晴らしい進化だねと思うよ。 https://t.co/e20aWKHEnx
— みろろ (@miroro_days) June 27, 2024
先人たちが苦労して切り拓いてきた道を、後に続く我々が耕して後世に繋いでいけたらいいですね。
関連:「助かる」子どもを二人育てている上司は、部下を指導する際…
みんなの反応
●こちらワーママを支える側の社員の人間だけど赤ちゃんと過ごせるのは一瞬ってのもそうだし、まだ幼いと体調不良繰り返しがちだから子供が少し大きくなるまでは育休取り続けて欲しい
●これと同じことを均等法後の総合職女性入社第一号の、ご自身はお子さんいない先輩に言われたよ
●こういう人を人格者というのだろうな
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。