冒険研究所書店(@bokenbooks)さんが投稿した、ある客とのやり取りに注目が集まっています。
今日店にいらっしゃった年配の上品そうな女性。「本の注文できますか?」と
女性「いつもは便利でAmazon使っちゃうのよねぇ」
店「ぜひウチも使ってください」
女性「そうねぇ」
店「うちで買ってくれたら、私は向かいの喫茶店でコーヒー飲めるし、喫茶店の人は隣の和菓子屋で団子買えるんです」— 冒険研究所書店 (@bokenbooks) January 31, 2023
女性「私も昔と買い物の仕方が変わってきて、ついつい便利だから使っちゃうんだけど。ずっとおかしいなぁと思ってきたんだけど、そうやって商店街なんかが衰退してきたのよねぇ」
店「そうですそうです。便利ってのは無料だと思ってるけど、対価は必ず払ってますからね」
女性「わかるわぁ」— 冒険研究所書店 (@bokenbooks) January 31, 2023
店「地域内経済循環を回さないで、大きなところに吸い取られていくから地域が疲弊していくんです」
女性「これから本の注文に来るわね」
店「まあ、うまくAmazonと使い分けてもらえればいいんですよ。急ぐならAmazonでいいと思うし。急がないなら、うち使ってください」
女性「また来るわねー」— 冒険研究所書店 (@bokenbooks) January 31, 2023
ちなみに、会話の最初の本を注文していってくれました。
— 冒険研究所書店 (@bokenbooks) January 31, 2023
そんなことがΣ( °◇° )
商店街をシャッター化させない
電子書籍やネット通販の普及により、若者を中心に書店離れが進んでいるということを実感します。
引リツまで含めて面白い。自分の使ったお金が社会で循環することを想像できる人と、自分の便利さしか見えない人でまるで反応が違う。確かに書店での取り寄せはネット通販より時間がかかるが、その遅さは書店員の生活や地域やネットで本を買えない人や出版の文化を支えてもいる。 https://t.co/WdYzQHk6cP
— 藤原祥弘 (@y_fomalhaut) February 1, 2023
地域の『文化のインフラ』を守るために、できる限り実店舗を利用するようにしたいですね。
関連:代理店に依頼品のサイズを聞くと、高圧的な態度を取られたので…
みんなの反応
●だもんでe-hon 使ってる。自分で書名確認web注文して問屋から指定書店へ配送、書店で現金決済
●すでに本屋砂漠になって久しい。出版取次業者の廃業で友朋堂2店が閉まってから、歩いて行ける距離に本屋も図書館もない
●「お客さんにメリットなくない?」って反応、想像以上に多くてちょっとへこむ
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。