家の周りをうろうろしていたノラ猫が不憫に思えてきた女性は、その猫にご飯をあげてみることにしました。
すると、ノラ猫はますます頻繁に現れるようになり、結局、女性は猫を家族に迎えてあげました。猫はトミーと名付けられました。
幸運なことに、ノラ猫から飼い猫となり、温かい居場所を見つけることができたトミー。元々この家が気に入っていたこともあり、家族になることができて、とても喜んだ様子だったと言います。
そして、トミーと同じように、とても喜んでいたのが、女性の息子である4歳の男の子でした。
トミーが大好きな男の子は、トミーが昼寝をする度に毛布をかけてあげるのです。
「もう心配いらないよ」「大丈夫、ここでずっと寝ていていいからね」と優しく語りかけながら。
そんなある日、動物病院へ行くことになったトミー。
可哀相に思った男の子は、その日の昼寝のときには、毛布をかけてあげるだけでなく、たくさんのぬいぐるみでトミーを囲んであげました。
やがて、自分が可愛がるだけでは物足りなくなった彼は、妹にもトミーの可愛がり方を伝授したのだとか!
されるがまま、ただ素直に可愛がれるトミー。
女性は言います。「ノラ猫だったトミーを迎え入れようと決めた時、トミーは”家族にしてもらったら絶対に後悔はさせない”と言うかのごとく、積極的にアプローチしてきたの。そして、今わが家にいるトミーを見ていても、これほど素直で忍耐強い猫は他にはいないと感じているわ。」
家族みんながトミーのことを大好きになりました。
トミーを家族に迎えた1年前から、この光景は変わることなく続いています。
5歳になった息子は相変わらず、トミーの昼寝の度に布団をかけてあげたり、ぬいぐるみを置いてあげたり・・・。
そして相変わらず、されるがままに布団とぬいぐるみにうずくまって眠るトミーなのでした(*´ェ`*)