アメリカ・コネチカット州に住むジェナさん一家は、あるとき保護施設から1匹の犬を引き取りました。優しい里親に巡り合えたその犬はデュークと名付けられ、ジェナさん一家と共に幸せな毎日を過ごしていました。
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それから6年の歳月が流れ、ジェナさんは元気な男の子の赤ちゃんハーパーくんを出産。デュークも、新しい家族が増えたことを喜んでいるようでした。
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そしてある日曜日、事件は起こります。ジェナさん夫妻が眠っていると、突然デュークがベッドに飛び乗り、激しくジャンプをするなど暴れ始めたのです。
「起きて!起きて!」必死に訴えるように暴れ続けるデューク。
普段はとても従順なデュークですから、夜中にこんなことをするなんて普通ではありません。「何か大変なことが起きているのかもしれない…!」ジェナさん夫妻はハッとして飛び起き、眠っているはずのハーパーくんの様子を確認しに行きました。
すると・・・、なんとハーパーくんは、寝息もたてず、呼吸すらしていなかったのです。
ジェナさんは急いで救急車を呼び、ハーパーくんは緊急病院へと搬送されました。そして、幸いにも命を取り留めることができたのです。
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もしデュークが知らせてくれなかったら…、ジェナさん夫妻は朝になるまで赤ちゃんの異変に気付くことができなかったでしょう。
なぜ突然ハーパーくんの呼吸が停止してしまったのか、理由ははっきりしていません。しかし医師によると、おそらく飲食したものが少しずつ食道を通って逆流してしまう、胃食道逆流症ではないかということです。
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犬は優れた感覚機能をもつ動物ではありますが、デュークは特別な訓練を受けてきた訳ではありません。
しかしデュークは、自分を家族としてあたたかく迎え入れ、大切に育ててくれたジェナさんたちに深く感謝をしていました。「ボクの大切な家族を守りたい!」その一心で、秘めていた能力が発揮され、今回の活躍に結びついたのではないでしょうか。
犬の持つ能力と家族を思う気持ちに感動させられるエピソードでした。