「原爆の日で思い出すの」
そんな書き出しから、枝音エッ(@chicken_edda)さんは以下のようなエピソードを投稿しました。
原爆の日で思い出すの、今でも中学生の時に行った平和記念資料館のジオラマの前通りがかった時に「こんなに酷かったんだね……」って同行の友人と話してた横を「こんなもんじゃなかったよ……」ってほんの一瞬短くボソリと呟いて通り過ぎて行った老婦人の声なんだけど、私はその言葉を今も忘れられない
— 枝音エッ (@chicken_edda) August 5, 2021
『こんなもんじゃなかったよ』
非常に重みのある言葉です。
忘れてはならない
枝音さんはさらにこう続けます。
被曝体験者の講話とか、式典に参加したりとか色々あったんだけど、何を詳細に語られるより見るよりも、「こんなもんじゃなかった」光景の中只中にいた人の途方もなさになによりも胸が潰れた そういう随分昔の話
— 枝音エッ (@chicken_edda) August 5, 2021
でも「こんなもんじゃない」風景を見たあのひとは何を見にあの日あそこに来たんだろうって今にして思うことではあるんだけど、もしかしたらたとえば父母、たとえばきょうだい、たとえば友人の遺品があそこにあって、あのひとはその誰かの遺品に会いに来てたのかもしれない
— 枝音エッ (@chicken_edda) August 6, 2021
一緒にいた友人はこのこと覚えてるかな……というか、そもそもあのひとの言ったことが聞こえてたのかな、それとも人混みの中で私だけの耳に届いてしまったのかもしれないな……と思うんだけど すべて今はもう知る由もないのだけど、8月6日になると今もあの声が耳に蘇る 言ってしまえばそれだけの話
— 枝音エッ (@chicken_edda) August 6, 2021
戦争や核兵器のない平和な世界の実現に向け、過去の体験を風化させないよう関心を持ち続けたいですね。
関連:8月6日を迎えた今日、思い出すこと。『原爆ドームで働いていた婆ちゃんは…』
みんなの反応
●大学生の時に初めて個人的に見に行ったけど、酷すぎてなんか悲しくて後半まともに見れなくて早足で通り過ぎたな
●自分が小学生の頃はあの日が近付くと必ず平和学習と称して紙芝居や映画とか見さされたけど、その方がエグい表現のものが多かった気がする。(眼球が溶けて下にぶら下がってる…とかそんなレベル)大きくなって平和資料館であの人形見ても「随分マイルドな人形だな」としか思わなかったから
●心の中は地獄絵図の様だったと強く訴えていたのでしょう
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。