ロンドンの動物園に、ちょっと変わったお母さんを持つナマケモノの赤ちゃんがいます。まだ生後7週間、クリッとした丸いお目目が愛らしいこの子の名前はエドワード・シザーハンズ。
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ナマケモノの爪は、大人になると10センチほどに伸びるのだとか。それにちなんで、1990年に公開された映画「シザーハンズ」でジョ二ー・デップが演じた人物から名前をもらいました。
生まれてすぐはお母さんにお乳を貰い、すくすくと育っていたエドワード。しかし7週間経ったある日、お母さんのお乳が突然出なくなってしまいます。
残念なことにエドワードのお母さんは、お乳が出なくなると同時に母性を失ってしまったのか、エドワードを見放してしまいました。
人工ミルクで育てることはもちろん可能ですが、飼育員のケリーさんは「本物のお母さんが子どもにしてあげることを、人間が全て同じようにしてあげることは難しいだろう」と悟ったそうです。
突然お母さんと離れてしまったエドワードに、できる限りのことをしてあげたいと考えたケリーさん。まずは、お母さんにくっついているときに使う筋肉を、ちゃんと成長させることにしました。
登山などで使うカラビナという器具をテディベアの足に着け、地面から15センチくらい離れた木の枝にぶら下げたそうです。
ケリーさんの作戦は大成功!
エドワードは、まるで本物のお母さんに抱きつくかのように、テディベアにギュッとしがみついて離れませんでした。
▼エドワードがテディベアに甘える様子はコチラ。
(参照 dailymail.co.uk)
お母さんと似た温かいフワフワの毛が、居心地良いのでしょうか。
安心した表情のエドワードは、とっても気持ち良さそうに揺られています。これからもすくすくと元気に成長して欲しいですね(*´ェ`*)