ある日、カナダ・モントリオールに住むある家族は車での移動中、一人ぼっちで歩くびしょ濡れの子猫の姿を目にしました。
すぐに車を止め、近づきますが…逃げる気力もないほど、弱り切っているようです。
彼らは子猫を保護すると、保護団体Chatons Orphelins Montrealへと彼女を託しました。
本当に痩せていて、毛の下には骨しかなかったんです。
生後2ヶ月程度でしたが、平均体重の半分ほどの480gしかありませんでした。
リオと名付けられた子猫にはすぐに治療が始められ、預かりボランティアの元で回復を目指すことに。
その後、24時間体制の献身的なケアと、薬によって少しずつ元気を取り戻していきました。
ようやく安心できる場所を見つけたからか…
一人になることを嫌がり、お世話をする人が近くにいない時には絶え間なく鳴き続けたと言います。
新しい友達
そのころ、リオと同じような境遇で保護された、ヴァーギュルという名の子猫が施設にやってきました。
彼女も寂しがり屋の甘えん坊です。
そこで、施設のメンバーは彼らの体調が落ち着き次第、2匹を合わせてみると…
リオはすぐに彼女が気に入った様子。
家中どこへでも着いて行きます。
まさに一目惚れでした。
すぐに固い絆で結ばれたみたい。
大胆で、怖いもの知らずのヴァーギュルとちょっとシャイなリオ。
お気に入りの段ボールも、ヴァーギュルが中に入り、リオが外から見守るのが定番なのだとか。
性格は違いますが、足りない部分を補うように片時もそばを離れないと言います。
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ずっと一緒に
その後、2匹は一緒に新しい家族の元へと旅立つことが決まりました。
互いに一人ぼっちで生き延びてきた小さな子猫たちは…
これからも仲良く、楽しい思い出を重ねていくことでしょう(*´∀`*)