米ニューヨーク・ブルックリンにて、母猫とその子どもたち、計4匹の猫の親子が発見されました。
連絡を受けた保護団体スタッフのカイラさんは、現場へと急行。
ひどく衰弱しており早急な治療が必要な彼らを、すぐさま救急病院へと連れて行きますが…
その晩、獣医の先生からは、なるべく苦しませないためにも安楽死をさせた方がいい、とさえ勧められたんです。
奇跡を信じて
しかし、4匹の猫たちは、それぞれ懸命に生きようとしており…
特に、ハーヴェイと名付けられた子猫は、深刻な目の感染症に罹っているにもかかわらず、生きるための戦いから逃げようとはしませんでした。
カイラさんも、「猫たちが頑張ろうとする限り、自分もけっして諦めない」と、覚悟を決めます。
それに応えるため、私たちも精いっぱいのサポートをしようという気持ちになったんです。
どうしても、彼らに生きるためのチャンスを与えてあげたくて。
保護した猫たちの中でも特に病状が深刻だった彼と、もう一匹の子猫・シルヴィアについては、保護団体の医療コーディネーターの方がいったん自宅で引き取ることになりました。
抗生物質や流動食を与えながら、昼夜問わずの看護が続きます。
そして、数週間にも及ぶ、献身的なお世話の結果
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家族4匹は全員無事に、生きて再会することが出来ました!
残念ながら、感染症によってハーヴェイは目が見えなくなってしまったとのこと。
それでも…研ぎ澄ました聴覚や嗅覚で補いつつ、他の子猫たちと変わらない振る舞いを見せます。
彼ともう1匹の兄弟であるエレンは特に仲良し。
いつも2匹でじゃれあったり、寄り添ってお昼寝をするんだとか。
いつもエレンから勇気や安心感をもらっているみたいですね。
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健康という幸せ
その後、すっかり元気を取り戻した4匹に、巣立ちのときがやってきました。
固い絆で結ばれていたハーヴェイとエレンは、インスタグラムで2匹のことを知った男性・ティムさんのもとで、引き続き一緒に暮らせることになったそう!
ハーヴェイは、怖いもの知らずで大胆な性格の子ですね。
いつもあちこちを探検していて、目が見えないことをまるで苦にしていない。
一方のエレンは、何でもかんでもよじ登ろうとする子で、それから甘えん坊です。
子猫たちがみんな新しい環境に馴染み、元気に暮らし始めた…
それは、救助活動にあたったカイラさんにとっても何よりも嬉しい報せです。
そう思うだけで、涙が出るほどに幸せです。
幸運と周囲の優しさ、そして何より自身の意思で幸せな未来を勝ち取ったハーヴェイたち。
最高のハッピーエンドに、胸が熱くなりました!