アメリカ・ワシントンで発見された野良猫のシェルビー。
妊娠していた彼女は、発見されてまもなく、4匹の赤ちゃんを出産しました。
その後、一家は野良猫の保護活動を行っている団体に引き取られ、シェルビーはそのまま避妊処置を施すために病院へと連れていかれましたが…
そこで驚きの事実が判明します。
なんと、彼女のお腹の中には…
まだ1匹、「赤ちゃんが取り残されていた」のです。
残された希望
新たな出産に備えるべく、里親としての経験が豊富なジョンさんが、身重のシェルビーと赤ちゃんたちを一旦引き取ることにしました。
シェルビーが最初に生んだ4匹の赤ちゃんのうち、不幸にも3匹がすぐに死亡。
そして唯一生き残った子猫・スパーキーも、誕生から4日後、母親の腕の中で息を引き取ります。
まさにその日…
シェルビーは5匹目の赤ちゃん・リジーを出産しました。
力強く、食欲も旺盛で、お母さんから母乳をもらおうと必死になっていましたね。
たった独りになってしまった我が子に、シェルビーは全ての愛情を注ぎ込んで育てます。
お腹の下で温めてあげたり、体を綺麗にしてあげたり、とにかく片時も目を離すことはありませんでした。
やがて生後2週間ほどが経つと、健康的に体重も増えたリジーは、すっかり遊びたい盛りを迎え…
色んなものによじ登ったり、誰彼構わずじゃれついたり、すこぶるやんちゃな振る舞いを見せ始めます。
もちろんお母さんのことも大好きで…
呼ばれると一直線にダッシュしていって、思いっきり甘えるんだとか(*´∀`*)
一方のシェルビーも、大人の猫としてはかなり甘えん坊。
性格の似ている2匹の母娘は、よほど気が合うのか、眠るときまで仲良しみたいです。
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いつまでも一緒に
その後、里親の養育期間が終わり…
シェルビーとリジーは、幸運にも一緒の家庭に引き取られていきました!
先住猫とも無事に仲良くなれたようです。
4匹の我が子を失った果てに、たった1つだけ守り抜くことが出来た命。
互いを宝物のように想いあう親子は、これからもさらに絆を深めながら、幸せな日々を過ごしていくことでしょう。