アメリカ北東部のペンシルベニア州フィラデルフィアの保護施設に、1匹の猫が連れてこられました。
彼の名前はゾロ。
職員さんの1人は語ります。
けれど、人懐っこい猫だったこともあって…
「人に飼ってもらった方が幸せなんじゃないか」と、連れてこられたんだそうです。
ところが、見る限り物怖じしない性格ではあったものの…
施設へとやってきた彼は、なぜか「人に触られること」を極端に嫌っていたそうです。
人を避けるワケ
まもなくして、保護施設の職員は、ゾロのおしっこに血が混ざっていることに気づきます。
そして、詳しく調べた結果…
膀胱の中に、「結石」が見つかりました!
どうやら、これが痛みや不快感を引き起こしていたために、触られるのを嫌がっていたようです。
すぐさま、体内の石を取り除くための手術が行われ、ゾロは健康な体を取り戻しました。
すると、その振る舞いにも変化が表れ始めます。
保護ケージを掃除するために入ってきたスタッフや、治療にあたった獣医に、やたら甘えようとするんです。
頭をこすりつけたり、「いかないで」と訴えるように頭をこすりつけたり、キスをすることもあったんですよ。
誰彼かまわず甘えようとするゾロに、スタッフたちもメロメロ!
獣医として働くクリステンさんは…
両手をこちらの体に巻きつけるようにして、ぎゅっと抱きついてくるんです。
仕事中でも、お構いなしですね。
ちなみに、毛並みは滑らかでふわふわなんですよ。
なお、あまりにもハグが大好きだったため、ペットを探しにきた人向けの公開スペースにデビューした際には「注意:抱っこ大好き」とメモ書きが貼られてしまったんだとか(;∀;)
でも、もし彼を飼うことになれば…
そんな些細な代償も気にならなくなるくらい、飼い主の方を幸せにしてくれるはずですよ。
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やがて…
彼はその後、一人の女性のもとへ引き取られていきました。
大好きな抱っこを止める貼り紙は、もうありません(笑)
きっと今も、優しい飼い主さんに甘えて…ゾロは思う存分ハグを満喫していることでしょう(*´∀`*)