アメリカ・アーカンソー州の金属製品工場で、ある日見つかった小さな子猫・ティグレ。
生後10日ほどで、まだ目も開いていない彼女は棚の上のダンボール箱の中に置き去りにされていました。
きっと母猫が子猫たちを移動させている最中に、機械の大きな音に怯えて戻れなくなってしまったんでしょう。
工場のアイドルに
その後、社員の一人であるリンジーさんが、ティグレのことを耳にします。
助けが必要な子猫がいると聞いて…
一目見たら彼女の可愛さに抗うことができなかったんです。
主人も猫が大好きなので、絶対に喜んで受け入れてくれると思いました。
ミルクをたっぷり飲むと、まるで母猫に甘えるように前足をふみふみして…
そのうち、腕の中で眠ってしまうのだとか。
リンジーさんは毎日子猫を職場へ連れて行き、忙しい授乳スケジュールをこなします。
やがて目が開くと、彼女はもっとやんちゃに!
周りのもの全てが気になります。
オフィスでは、本当に頼りになる助っ人なんです。
デスクの上で遊んだり、パソコンモニターの裏に隠れたり…
みんなの1日を明るくしてくれています。
同僚も時間があれば立ち寄り、挨拶をしてくれるんです。
撫でてもらえない時には大きな声で呼ぶので、その度リンジーさんはブランケットを持って行き、彼女の体を包んであげるそう。
お昼寝の準備ができると膝か胸によじ登ってきて…
キスをしてからすぐ眠りに落ちるんです。
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大きくなって
ミルクも卒業し、固形のご飯も食べられるようになりました。
ママに毛づくろいしてあげるのも忘れません。
こんなに人懐っこい甘えん坊は見たことがありません。
特に、私と主人の間に挟まるのが大好きなんです。
箱の中で見つかってから1ヶ月。
一人ぼっちだった子猫は、快適な家と愛する家族を手に入れました。
これからもティグレは、たくさんの人の毎日を明るく照らしてくれることでしょう。
(参照:LoveMeow)