とあるバレンタインの日、物静かでのんびりした野良猫のサディが、7匹の子猫を産みました。
1匹だけタキシード模様だった子を除いて、全て白猫だった彼らは…
生後7週間を迎えたとき、カンザス州オーバーランド・パークの愛護団体「Purrfect Pets Cat Adoptions」で里親ボランティアをしているホリーさんによって引き取られます。
一番小柄の子猫ココナットとオパールはつきっきりのケアが必要な状態でしたが、2日後無事に体重も増え、元気を取り戻しました(*^ω^*)
これでようやく一安心。
かと、思われたのですが…。
意外な事実
だから耳がちゃんと聞こえるかどうかテストすることにしたわ。
まず最初にテストで使ったのは掃除機。
猫たちが静かに座っている状態の時に、掃除機をつけたり消したりして、どの猫が音に怯えたり逃げ出したりするか試してみたの。
すると…
7匹の子猫のうち3匹は何も起きてないかのように、無反応だった。
その後ホリーさんは、彼らが眠っている時に頭の上でオモチャを鳴らしてみましたが、やはり起きることはなかったそうです。
さらに…
でも手を鼻に近づけたり、ご飯の缶を開けると鼻をヒクヒクさせていた。
匂いは嗅げるから、それでやっと起きる感じだったわね。
様々な方法で調べた結果、一番大柄なイエティ、そして小柄なココナットとオパールは耳が聞こえないことが判明。
しかし、3匹は障害を気にもとめていないかのように、元気に遊びまわっていました。
彼らにとって、生まれた時から耳が聞こえないのは当たり前で、それで不自由を感じたこともないのでしょう。
こうしてホリーさんのケアで無事に育っていった子猫たち。
ココナットとオパールはまだケアが必要だったため手元におかれましたが、耳の不自由なイエティも含め、他の5匹は引き取られて行きました。
すると…ホリーさんは、「ある事実」に気が付きます。
もしかして聞こえているんじゃないかと思ってしまうぐらいよ。
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ずっと一緒に
さらに彼女を驚かせたのは、その絆の強さでした。
ココナットはオパールが見えなくなると、彼を探して鳴くんだけど…その音も届かないのが悲しいわ。
運命を感じずにはいられないほど、お互いの存在を必要としていた2匹。
健気に、それでいて日々を目一杯楽しもうとするその姿は…
見ている我々にも、大きな勇気を与えてくれますね。