新婦のお母さんがガンを患い、入院を余儀なくされたために結婚式を諦めた1組のカップル。
そんな彼らは、あるとき「病室での結婚式」を行っているプランナーの存在を知りました
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サプライズ当日。
病院のスタッフが「天気がいいので、おシャレをしてお散歩に行きましょう!」と、お母さんを外へ連れ出します。
その間に病室の飾りつけを済ませ、ドキドキしながら待つ新婦の望さんと新郎の淳志さん。
やがて、戻ってきたお母さんは
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「え!?」
驚いた表情を浮かべた後、状況を理解して…
涙をこらえることができませんでした。
そして、いよいよ結婚式が始まります。
用意されたプログラムは4つ。
●新郎と新婦のお母さんとの誓いの握手
●新婦からお母さんへ感謝のプレゼント
●ベールダウン
●結婚証明書へのサイン
思いもよらぬ形で、最高の思い出を作ることができたお母さん。
式が終わり、まもなく…
彼女は、この病室で息を引き取りました。
それから2ヶ月後。
望さんたちは、お母さんからサインしてもらった結婚証明書を手に、式をあげました。
そして…
幸せな瞬間を迎えた彼らにも、「あるサプライズ」が待っていたのです。
感動的な瞬間を、ぜひ動画でご覧ください。(4分30秒頃から)
2人に知らされず、場内で上映された映像。
それは…病室で結婚式をあげた直後に撮影された、お母さんからのビデオレターでした。
こんなに早く、2人の結婚式の姿が見れるなんて、思ってもみなくて本当に嬉しいです。
2人できっと色々な人に支えられて生きていくんでしょうけど…
決して2人だけじゃないし、周りの色々な人が助けてくれるから、いつでも甘えていいんだよ。
そういう時にいっぱい感謝してください。
“ありがとう”という言葉が、家庭の中に溢れるようにしてください。
「ありがとう」って言ったらね、いっぱい幸せな家庭ができるんじゃないかなって思います。
私は今、本当に感謝でいっぱいです。
本当にありがとう。
これからも迷惑かけること多いかな。
でも…すごく幸せです。
優しい言葉に、望さんの目から涙があふれ出します。
かけがえのない、大切な思い出を交換しあった親子。
話すことができなくなってもなお、その絆が途切れることは、永遠にありません。