年の瀬も迫る季節になると、各家庭で見られる大掃除の風景。家族に悪影響を及ぼすかもしれない『かくれ汚れ』が家に潜んでいるとしたら、あなたはどうしますか?
家族のためにも綺麗にしておきたい、『かくれ汚れ』NO.1の場所と対策をご紹介します。
30代~50代の主婦450人を対象に、NPO法人日本ハウスクリーニング協会の掃除のプロが意識調査したところ、浴室やトイレの換気扇は放置されることが多く、カビや雑菌が発生し、嫌なにおいの原因となりやすい場所2、3位に挙げられるのだとか。
知らない間に、菌の巣窟になっているかも
アンケート結果から掃除のプロが指摘する『かくれ汚れ』NO.1は、なんとお風呂の追いだき配管。
見落とされている場合もありますが、単純に「掃除するのが面倒だから」「どうやって掃除するのかわからないから」といった理由で、掃除されていないようです。
しかし追いだき配管内は、体から出た汚れや雑菌などがお湯と一緒に循環し、想像以上に溜まる場所。
さらに菌の繁殖にも適温なため、バイオフィルム(菌やカビなどの微生物が集まってできるヌメリ )が発生しやすい環境でもあります。
お風呂場のバイオフィルムは、主にブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌で構成されており、免疫力の低い赤ちゃんやお年寄りにとっては、感染症を引き起こすきっかけにもなりかねません。
ちなみに追いだき配管から出た湯を調べたところ、最大で1ミリリットルあたり1万個もの雑菌が検出されたこともあるのだとか。
これは排水溝並みの雑菌数。せっかく体を綺麗にするために入っているのに、もしかしたら雑菌まみれになっている可能性も…。
実際にしばらく掃除していなかった追いだき配管を掃除すると、どれほどの汚れが出てくるのか、プロの掃除をご覧ください。
かくれ汚れを無くすには
プロのように追いだき配管を分解しての掃除は、配管などに不具合が出てしまう可能性もあるので怖いもの。
でも、家族のことを考えると、そのままにしておきたくありません。そんな時は、薬剤をいれて追いだきするだけで配管の洗浄ができるジャバを使えば、分解せずに簡単に掃除することができます。
しばらく追いだき配管を掃除していなかったな、と思ったら一度試してみるといいかもしれません。
汚れの元でもある目に見えない菌を取り除いて、綺麗なお風呂に入ったら、今まで以上にリラックスできそうですね。