1986年から始まり、これまで31回にわたって行われてきた横浜市の名物「神奈川新聞花火大会」。
観に行ったことがある方も、多いのではないでしょうか。
しかし先日、大会の実行委員会会長を務める神奈川新聞社・並木裕之社長から、「これまでの方式による花火大会の開催は当分の間、お休みをさせていただきます」という発表がありました。
長年行ってきた花火大会の開催を、来年以降、無期限に休止するとのこと。
その決断に至った理由は、開発による開催スペースの縮小傾向に反するように、観覧者の数が増加。結果マナーを守れない観覧者も増え、「座り込み観覧」の危険性を指摘する声が、警察・消防から上がったことだといいます。
皆様のご協力のお陰で、花火大会当日は、大きな事故も起きず、無事に終了できたことは、冒頭にお伝えした通りです。
しかし残念ながら、一部の観覧者が道路に座り込んだり立ち入り禁止区域に侵入したりするなど、安全管理上の課題を残してしまいました。主催者として、今回の花火大会の結果を重く受け止め、関係各所からの声を参考に検討した結果、また、今後みなとみらい地区の開発がますます進むことから、今後の開催の可否について上記のように決定しました。
(出典:カナロコ – 神奈川新聞ニュース)
マナーを守れない観覧者の増加と開催地の発展が、非常にやりきれない結末を招くことに…。
並木社長は、最後にこう締めくくります。
神奈川新聞花火大会に期待していただいていた皆様の思いを、新たな催しにつなげられるよう検討していきたいと考えております。
次にまたお会いできることを楽しみにしております。
(出典:カナロコ – 神奈川新聞ニュース)
いつか再び、大会が開催されることを願わずにはいられません。
夜空に広がる素敵な景色を、来年も、その先も楽しむためには、マナー遵守が必要不可欠です。