ドライブ中、道路の真ん中に縮こまる子猫の姿に気が付いた運転手。
まだ息があることを願いながらすぐに車を止め、その場所へ向いました。
幸い、子猫は無事だった様子。しかし、近くに寄ってみると、その姿にビックリ。普通の猫とは明らかに違いました。
短いしっぽ、キリッとした目鼻だち…。
その子猫は、一般的にペットとして飼われているイエネコではなく、オオヤマネコと同属の野生動物「ボブキャット」の子どもだったのです。
発見者の方が急いでクリニックへ届けると、そこから連絡を受けたフロリダ州の保護団体「Big Cat Rescue」が、彼女を引き取ることに。
まだ生後2ヶ月半ほど。少し痩せてはいましたが、健康状態に異常はありませんでした。
後にスピリットフェザーと名づけられたボブキャット。
寝るときにはいつも、スタッフがあげたリスのぬいぐるみを、ぎゅっとしながら眠るのだとか。
施設によれば、3ヶ月ほど準備したのち、野生に戻す予定とのこと。
近代化が進むにつれて住処を失った野生動物の子どもたちは、別の住処を探して移動する途中で、お母さんや兄弟からはぐれてしまうことがあるそうです。
スピリットフェザーが家族とまた出会えるかは分かりませんが、たとえ1匹でも元気に暮らしていけるよう、たくましく育ってくれることを祈るしかありません。
(参照 Love Meow)