アメリカ・ペンシルバニア州メカニクスバーグで動物愛護活動を続けるジャニーン・グイドさんのもとに、ある1匹の犬の情報が入りました。
雪が降りしきる中、じっと座っているその姿は、おそらく飼い主の帰りを待っているのだろうと思われたのですが…
待てど暮らせど、誰かが戻ってくる様子はありません。
いてもたってもいられず、グイドさんは地元住民の目撃情報を頼りに、保護へと乗り出すことを決意。
しかしながら、カーラと名付けられたこの犬は、最初の日とその翌日こそ食料を受け取ってくれたものの…
主人への忠誠心がぬぐい切れないのか、リードを付けようとするやいなや、林の中へと逃げ去ってしまいました。
人口が多い地域ということもあり、グイドさんはFacebookを通じて、カーラを追いかけたり刺激したりすることのないよう人々に訴えます。
Ever wonder what a dog dumped by its owners does? Sits and watches. Waiting for its family to come back.
This dog has…
その後、数日間にわたって目撃情報がなく不安が募りましたが
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先日の早朝、同じ場所で再びカーラを発見!
今度こそ逃げられないように、グイドさんがゆっくりと近寄ります。
そしてようやく、救助に成功しました!
すぐさま獣医で診てもらいましたが、飼い主の身元がわかるマイクロチップは見つかりませんでした。
近くに彼女のことを知っている住民もおらず、警察にも届けられていないことから、やはり捨てられてしまった可能性が高いと推測されます。
厳しい雪の中での生活と心労のせいで体重は10kg近くも減り、目を開けることすらできないほど疲れ果てていたカーラ。
グイドさんは彼女の深い悲しみを癒そうと、懸命にケアを施した後、新しい里親のもとに送り出したそうです。
どんな事情があるにせよ…寒空の下、死ぬとわかっていて置き去りにされていい命など存在しません。
辛い思いをした分、カーラには今度こそ幸せな毎日を送って欲しいものですね。