私たちが普段よく目にする世界地図は、「メルカトル図法」と呼ばれる投影法を用いて描かれています。
しかしこの図法には、球体から平面に地図を起こしていく過程で、極地に近い国ほど、その大きさが実際とは異なって見えてしまうという特徴があります。
そんな中、各国の本当の広さを一目で比較することができるサイト、「The True Size Of…」が話題となっています。
このサイトでは、国名を入力するとその国が自由に動かせるようになります。
そのままドラッグしていくと、位置に対応してその国の「見た目の大きさ」も変化していくため、気になる国同士を隣り合わせにならべることで、それぞれの本来の面積を比較できるという仕組みです。
たとえば、日本をヨーロッパの隣に持っていってみましょう。
日本は小さな国であるというイメージが強いですが、ヨーロッパ各国と比べると、意外に大きいことがわかります。
続いて、ロシアの上に重ねてみましょう。
ロシアと日本の面積は、比べようもないほど違う、というイメージですが、重ね合わせてみると日本もそれなりの面積があることがわかります。
では、そんなロシアを南下させ、中国とオーストラリアの間に。
もちろん、ロシアが大きいのはあきらかですが、元の位置にあったときの大きさを考えると、意外なほどにコンパクトです。
そして、アメリカをオーストラリアの隣へ。
隣に並べてみると、大きさの印象としては、そんなに変わらないですね。
アメリカの科学技術者らによって開発されたこのウェブサイト。「世界の大きさ」を正しく知ることができるという点で、子どもたちにとっても有用なのではないでしょうか。
検索窓に英語で国名をいれることで、その国を動かせます。ぜひこちら「The True Size Of…」から、実際に試してみてください。