高校野球が始まると、「ああ、夏がきたな」なんて実感します。
厳しい練習を乗り越え、大会に出場する選手たち。その陰には誰よりも大きな声でエールを送り、心の支えとなってくれる応援団の存在があります。
千葉県にある成田高校では、吹奏楽部や応援団、チアリーダーが「応援委員」となり、夏の大会を控える仲間たちに、精一杯のエールを送る「部活動壮行会」が毎年行われています。
生徒たちからはこんな声も聞こえてくるほど、手を抜かず、声が枯れるまで、日々誰かのために練習を重ねる応援委員。その姿に、多くの生徒たちが「ありがとう」の気持ちを伝えたいと考えていました。
今までの応援の恩返しがしたい!そんな感謝の気持ちを込めて、1000人の生徒たちが動き出しました!
全校生徒1000人のサプライズ
部活動壮行会の約3週間前、「ありがとう」の気持ちを伝えるため、クラスメイト数名でサプライズメンバーを結成。声と音と光で感謝の気持ちを送る、サプライズエールが計画されます。
練習時間も少ない中、慣れない練習を続ける生徒たち。
上手くいかず、焦りを感じることもありましたが、新たな仲間も加わりパフォーマンスは徐々に完成していきます。
学生らしい真っ直ぐで熱い想いで迎えた、部活動壮行会当日。しっかりと気持ちを伝えることができるのかと、緊張した面持ちで応援に臨みます。
部活動壮行会が終わると、応援委員の後ろからサプライズメンバーが登場!
彼らが足を踏み鳴らすと体育館は真っ暗になり、全校生徒1000人の両腕に着けたライトが一斉に光を放ちます!
一面の光の中、サプライズメンバーの足踏みと手拍子で贈る、壮大なエール。
全校生徒から湧き上がる歓声と拍手に、応援することに慣れている応援委員も、初めての自分たちへの応援に、うれし涙を流してしまいます。
みんなの感謝の気持ちは、しっかりと伝わったようです。
応援することの大切さや嬉しさを実感した学生たち。一度しかない高校生活に、とびきりの『青春』が刻まれたようです。
誰かのために頑張る、純粋な姿を見ていると、こんな『熱い』高校生活をもう一度送ってみたくなります。
2016年の夏は、今しかありません。かけがえのない、ぜったい、いい『夏』を心に刻みたいですね!
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