心不全で入院することになった、齢97歳のおじいちゃん。当然、家族は心配でなりません。
「15年前におばあちゃんを亡くしてから、ずっと一緒に暮らしてきたおじいちゃんがいなくなってしまうのではないかと、怖くて仕方がない」という孫娘のジュリアちゃん。
「おじいちゃんが、無事に98回目の誕生日を迎えられるように励ましたい!」家族全員が、そんな気持ちでいっぱいでした。
そこで、なんとも“今風な”励ましを思いついたのは、ジュリアちゃん。それは、次のようなものでした。
入院中のおじいちゃんの写真を撮ってFacebookで公開します。「おじいちゃんの98歳のお誕生日を絶対一緒に祝おう」ということで、目標は98個の『いいね』。
「この企画が成功するかどうか、おじいちゃんがその行く末を案じ、楽しみにすることで、より長生きしてくれたなら…」。ジュリアちゃんは、そう考えたのです!
こうして出来上がった写真がコチラ。
娘たちが、ワシが98歳まで生きると思っていないらしいから、98個のいいねを集めて証明したいんじゃ!
家族だけではなく、SNS上の繋がりも巻き込んだこの『願掛け』。果たして、上手くいくのでしょうか!?
そして出た結果は、ジュリアちゃん自身も驚くほどのものでした。
「どうかこの写真をシェアしてください」と公開された写真は、驚くような速さで反響を呼びました。10日で、なんと22000の『いいね』を集め、26000回以上もシェアされ、1000件以上のコメントを集めることになったのです!
ジュリアちゃんたちは、そのコメントをプリントアウトした上でファイルにまとめました。記念すべき98歳の誕生日に、おじいちゃんに贈呈される予定です。
さらにはFacebookでの反響は、おじいちゃんをめちゃくちゃ元気にしてくれました。そのパワーといったら、「退院したら、老人センターのみんなに、Facebookを教えてやらねばならん!」と、張り切っていたほど。
そして数日後、おじいちゃんは無事に退院。98歳を軽く超えて100歳の誕生日を目指せるくらい、元気に復活したそうです!
Facebookが何かも知らなかったおじいちゃんのハートを、Facebook世代の孫がしっかりとキャッチした今回のエピソード。
凶悪事件で話題になることも多いSNSですが、世代を越えた家族の絆を繋ぐこんな使い方なら、おじいちゃんたちも大歓迎ですね!