アメリカ、ワシントン州・スポケーンにある「SpokAnimal C.A.R.E.」というシェルターが、とある画期的なプログラムを行っています。
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それは保護猫たちに、任務を与えるというもの。
農場や倉庫など、ネズミ被害を抱える人たちと猫を引き合わせ、猫にはその地で「ネズミ捕り」をしてもらうというのです!
アメリカでは、シェルターの動物たちが年間約300万頭も殺処分されており、その半分以上は猫です。
猫たちを、シェルターの小さいケージで一生過ごさせることや、あるいは殺処分からも救えたら…との想いから、このプログラムが始まりました。
保護猫たちはもちろん、去勢・避妊手術と予防接種を終え、健康な状態。
優しく面倒を見てくれる方たちのもと、猫たちは”ネズミ捕りマネージャー”として過ごしながら、自由に暮らしています。
さまざまな理由により引き取り手が見つからないと判断され農場に引き取られた猫たちは、2009年6月から現在までの間に、なんと1700匹以上。
今までであれば、殺処分されたりシェルターで一生を終えたりするはずだった1700匹以上の猫たちが、新しいニャン(人)生を手に入れたことになります。
▼この記事はコチラの動画を参考に作成されました。
SpokAnimal C.A.R.E. is on a mission to save as many cats as possible. Find out how they're helping ferals get a second chance at life.
The Animal Rescue Siteさんの投稿 2016年3月9日
殺処分から猫たちを救うこのプログラム、日本にそのまま導入するのは難しいかもしれませんが、このように殺処分以外の手段を模索していくという姿勢を見習いたいものです。