車の下から、ミャーミャーと助けを求める声を聞いた男性。屈んで覗き込むと、ひっつき虫(植物の種子)に顔を覆われ、両目が閉じた状態の子猫がいました。
[ada]
すぐさまその子猫を抱きかかえた男性は、家に連れて帰って体中をきれいにしてあげました。
さらには、目を擦らないように首にエリザベスカラーを装着。
シリンジ(注射器)でご飯を与えると、お腹がいっぱいになった子猫は、やっと助かった実感が湧いてきたのか、幸せそうな顔付きになったそうです。
子猫はスキントと名付けられました。
すると、そこへ一家の飼い犬であるサディが登場。
スキントの状況をチェックすると・・・
「もう大丈夫だよ。早く元気になってね。」と、優しい表情でスキントの側に寄り添ってくれました。
続いて、先住猫のメイビーにも紹介しました。
スキントを心配してか、すぐに仲良くしてくれたメイビー。
次第に、まるで師匠と弟子のような関係になっていったのだとか(笑)
この間も男性は、24時間体制でご飯をあげ見守ってきました。そして数日後、ついにスキントは自分でご飯が食べられるように。
目の治療も続け、右目はすっかり健康になりました。しかし、左目の傷が治りません。
そして、保護してから数ヶ月後、左目に深刻な問題があることが発覚しました。なんと続発性緑内障により、眼球が広がり始めていたのです…。
痛みを無くすため、手術で眼球を取り除くことになりました。
手術は無事成功。心配したサディーが会いに来てくれています。
2週間後、手術の跡はほとんど回復しました。
残念ながら左目を失ってしまったスキントでしたが、頼りになる飼い主さんと、優しい仲間たちに囲まれて、毎日幸せに暮らしています!
途中で投げずに、どこまでも面倒を見てくれる飼い主さんと出会えて、本当に良かったね!