2015年の12月半ば、飼い主に捨てられて、シェルターの檻の中にいた犬のボビー。
[ada]
シェルターのスタッフさんからもらった、クリスマスの陽気な雰囲気を表すようなグリーンのセーターを着ているものの、とても悲しげな顔をして床に座り込む姿は、見た人の心を揺さぶります。
その様子は動画でも変わりません。隣の犬が愛想をふりまく横で、伏し目がちなボビー。(インスタグラムにアップされた日付は最近になっていますが、同時期に撮影されたものです。)
この様子はソーシャルメディアを通して広まり、反響を呼びました。
そして約2ヵ月後…
そんなボビーに、ついに引き取り手が現れたのです!
引き取ってくれたのは、老人ホームでペットセラピープログラムを設立した、パオラ・マリアカさんという女性。そして、ボビーを待っていたのは、マリアカさんだけではありませんでした。
ボビーには特別な『仕事』が与えられたのです。プレゼントされた赤いセーターに身を包み、ボビーが『仕事』に向かうのは老人ホーム。ボビーが現れると、住人のみんなから喜びの声が上がります。
その仕事は、捨てられて寂しい思いをしたボビーにピッタリのものでした。老人ホームに住む高齢者たちに癒しを与える代わりに、自分もたくさんの人たちから愛情をもらうことができるからです。
その表情は以前のように暗くはありません。
もう二度と、誰からも必要とされないという寂しい気持ちを味わうこともありません。
(参照 thedodo.com)
これからは、たくさんの笑顔に包まれた毎日を送ってねボビー。