「探究のフィールドワーク指導で難しいことのひとつは……」
そんな書き出しから、yamazaki(@yukizakiyama_jp)さんは以下のような呟きを投稿しました。
探究のフィールドワーク指導で難しいことのひとつは、生徒が失礼を失礼と思わないこと。
保健所に「なんで殺処分を減らさないんですか」。断酒会に「なんでやめられないんですか」。無料塾に「なんで貧困なんですか」。
その上から目線のニュアンスがわからない。悪気なくそれを聞こうとする。
— yamazaki (@yukizakiyama_jp) July 16, 2024
本当に悪気ないので、叱るでもなく、そりゃもう丁寧に相手するしかない。
面談で喋りながら、例示したり、自分の家族に置き換えてみたりして、その言葉が持つニュアンスを説く。当事者のことが分かる資料を手渡す。
あの手この手でやっと生徒も気がつく。勉強し直すなり、依頼の手紙書き直すなりする
— yamazaki (@yukizakiyama_jp) July 16, 2024
大変(;´・ω・)
既出の情報を聞く以前の問題
考えることをはじめから放棄し、その質問をされた人はどういう気持ちになるのかも想像できないのでしょうか……。
人の気持ちに寄り添えないのならば、相手の情報がインターネットやSNSに載っていなかったとしても、保健所や断酒会、無料塾といったキーワードを検索すれば、自分の質問がどれだけナンセンスかが理解できるでしょう。
これ、やる側からしたら「知らなかったんだからしょうがないじゃん」で済むんだけど、やられる側はインタビューを受けるたびに何度も何度もこの侵襲を受けることになるから、ほんとに疲弊するんだよな https://t.co/O25YlEU1Xa
— 三々凪四葩(さざなぎよひら) (@yhrsz7) July 17, 2024
子どもたちに悪気はないとはいえ、骨が折れる作業ですね。
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みんなの反応
●子どもに限らず、大人でもこういう話し方をする人間はそこそこいる
●「どうしてだと思う?」「自分だったら、どんなときにこの状況に陥ると思う?」という問い返しをしたら考えてくれないかなあ
●現実を見るより先に、正しい姿・あるべき姿のイメージが出来上がってしまっているからじゃないかなぁ
考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。