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「ボクを撫でて」 末期の患者に最期の安らぎを与えるセラピードッグ

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治療が難しい末期の病気を持つ患者さんたちの苦しみや不安を、できるだけ軽減させながら残された時間を過ごしてもらう場所、ホスピス(緩和ケア病棟)。

[ada]

最期を迎える患者さんに、ほんのひと時でも穏やかな時間を過ごしてもらうため、セラピードッグが活動する病院が増えています。

オレゴン州のあるホスピス。セラピードッグのJJも、末期の患者さんの病室を訪れていました。
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JJは4歳のときに、ワシントン州オソで起こった大規模な地滑りの被災者を癒す仕事をして以来、セラピードッグとして働いています。現在のお仕事は、このホスピスで、週3日患者さんたちのもとを訪れることです。

 
しきりに、患者さんの腕の下に自分の頭を入れようとするJJ。
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その姿はまるで「ボクを撫でて」と伝えているかのようです。

 
手が顔から離れると、また頭の上に患者さんの手を置いてあげるJJ。
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JJが来るまでは、ベッドの上でほとんど動くこともしなかったそうですが、最後には自分で手を動かし、ゆっくりとJJを撫でています。
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この次の日、患者さんは亡くなってしまったそうです。

最期に何かを感じさせてあげたいと、せきたてているようにも見えるJJの行動。もしかすると、この患者さんがもう長くないことを感じ取っていたのかも知れません。

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