米ニューヨークの野良猫コロニーに現れた1匹の猫・バン。
保護団体「Flatbush Cats, a TNR-focused Cat Rescue」の創設者・ウィルさんが、いつものようにコロニーにご飯をあげに向かうと…
彼女は、すでに現場でスタンバイしていました。
そして、鳴きながら走り寄り、甘えて頭を擦り付けてきます。
彼女の身体は汚れていました。
ノラ猫は強いストレスにさらされると、毛づくろいをしなくなる傾向があるんです。
準備万端!
残念ながら、この地域では猫が捨てられてしまうのは珍しいことではありません。
そして…メンバーの元へと走り寄る様子から、バンが元家猫なのは明らかでした。
気温が低くなり始めたこともあり、メンバーは彼女を保護することを決定。
ウィルさんが罠を仕掛けると…
まるで「待ってました」と言わんばかりに、まっすぐ中に入ってくれたのだとか。
過酷な野良猫暮らしは、ついに終わりを迎えました。
初めて会う人に対しては少し恥ずかしがり屋ですが、慣れるとすぐに喉を鳴らしてくれるそう。
甘えてふみふみし始めて、あたりを転げまわり、おもちゃで遊び始めるんです。
その後、必要な治療を受けて準備を整えたバンは…
まもなく、無事に生涯のお家へと旅立っていきました(*´∀`*)
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ウィルさんの願い
地域猫のために今日も活動を続けるウィルさんはこう語ります。
私たちのゴールは、この辺りに住む猫たちにちゃんと去勢・避妊手術を受けさせて…
不幸な子が、これ以上シェルターに運び込まれないようにすることなんです。
地元のボランティアと協力して、私たちが管理している野良猫たちがご飯を食べられるようにしています。
「不幸な猫が1匹でも減るように」
そんな想いを抱え活動を続ける人々に、改めて大きな拍手を送ります。