米カリフォルニア州に住むメアリー・カミンズさんの愛猫ミミ。2.4mほどのフェンスに囲まれた家の庭で、ミミはあるものを発見しました。
[ada]
それは、小さなリスの赤ちゃん!
赤ちゃんを、そのままそこに置いておいては命が危ないと感じたのでしょうか? 玄関のキャットドアを通り、家の中に赤ちゃんを連れてきたというミミ。
さらには、もう1匹の愛猫ブーツが赤ちゃんに近づくと、取られないように守ったそうです。
その後、また外で何かの物音を聞いた様子のミミは、再び外に飛び出しました。そして、連れて帰ってきたのは、なんともう1匹のリスの赤ちゃん。猫用ベッドの上の、最初に連れてきた赤ちゃんの隣に、もう1匹も寝かせました。
母リスの姿は見当たらなかったため、赤ちゃんたちを保護することにしたカミンズさん。リハビリをしてくれる人が見つかるまでは、ミミがたっぷりと愛情を込めて世話をしてくれました。
その後、無事リハビリを終えたリスたちは、野生に戻って行ったそうです。
この経験を経てカミンズさんは、助けを必要としている野生動物の保護やリハビリの活動を始めることを決意。ボランティアの動物保護団体を設立しました。
(参照 lovemeow.com)
そして、先ほどの映像から15年。これまでに、数千匹ものリスの赤ちゃんや他の野生動物を救ってきたそうです。
これらはすべて、ミミの母性本能からきた優しい行動が、カミンズさんの心を刺激したことがきっかけでした。