初版道 (@signbonbon)さんが投稿した、教科書にまつわるツイートに注目が集まっています。
「太宰治は不倫ばかりして人妻と心中までしたのに、なぜ小説が教科書に載っているのですか」と質問が来ました。「作品に罪はないという考えでしょう」と答える前に、正確を期して知人の教科書調査官に確認したところ「作家の人格や行動歴は調査の対象ではありません」と。間違いではなかったようです。
— 初版道 (@signbonbon) July 10, 2023
なるほど…。
作品そのものを評価
出演者が不祥事を起こした際に作品がお蔵入りすることもある現代ならではの質問です。
これはその人物がこの世を去ってどれくらいなのかというのも影響しそう。
当然現在から離れるほど現在と価値観が異なるので、「その時の価値観では許容範囲内」という理解もしやすくなるし、いなくなって長いほど本人の人間性の影響は薄れ、作品だけが残りやすくなる。 https://t.co/N5FX2wB0sk— しお(汐街コナ) (@sodium) July 11, 2023
”当時と今の価値観は別物”だという考えが根底にあるからこそ、作者の人格や行動歴が作品自体の価値にそれほど影響を与えないのかもしれません。
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みんなの反応
●人格や行動歴を対象にしてたら、明治大正の文豪載せられない人ばかりになるしねw
●太宰治もだけど、源氏物語はもっとやばいよね
●まあ伝記どころかお札にまでなった野口英世の借金ぐせと女遍歴は人としておかしいというレベルだったからなあ。それでもあの英雄ぶりだし
●なるほど、教科書に載る文芸作品にその発想はなかったです。ただその観点から見ると音楽教科書に載ってる曲も存命中の人達多いので、今後同じように掲載是非の論争起きる可能性が1番高いですね
興味深い呟きに、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。