子供のイジメの現場を目の当たりにしたとき、大人たちは止めてくれるのでしょうか? YouTubeに投稿された、ある動画が話題を呼んでいます。
[ada]
バスを待つ子どもたち。
すると、2人の女の子が一番右に座っている女の子を、からかい始めたのです。
「あんたって友達いるの?架空の友達と家族以外で」
「ミュージカルのオーディション行ってなかった?あんたの声は死にかけのブタが鳴いてるみたいだったってみんな言ってたけど、役がもらえるって本気で思ってたの?」
「あんたマジで化粧するべきだよ」
など、ひどい言葉を投げかけてはクスクスと笑う2人の女の子たち。
そのとき、近くにいた大人たちの反応は!?
大人たちは次のような反応を見せてくれました。
「君らほかにもっとマシなこと言えないの?言ってることマジで最低だぞ。」
「誰かに同じことされたいの?それがおもしろいって本当に思ってるの?」
「あんたおかしいよ。ずっと本ばっかり読んで誰とも話さないし」という女の子の言葉には、「その子にかまうのはやめなさい。君は本を読んでていいんだよ」と声をかけてくれる男性も・・・
中には、イジメっ子たちから離れて自分と一緒に座ろうと誘ってくれた人たちもいました。女性が女の子に目配せすると、イジメられていた女の子は女性の隣へ。
「かわいいリュックだね!」と女の子を励ましてくれます。
女の子を自分の隣の席に呼んで、ハーモニカを吹いてくれた男性も。
この動画は、アメリカのテレビ番組が、イジメ防止のために行った社会実験です。アメリカではたくさんの大人たちが、女の子に関心を持ってイジメを止めてくれました。
そして、動画は次の言葉で締めくくられています。
誰がイジメを止められる?それは私たち全員。
イジメは子どもたちだけの問題ではありません。簡単な問題でもありませんが、子どもたちに関心を持った社会には、イジメを抑制するチカラがあるはずです。