「つまんない映画を観たくない、つまらない小説を読みたくない、みたいな動機は…」
そんな書き出しから、森泉岳土@『佐々々奈々の究明』『ぼくの大林宣彦クロニクル』(@moriizumii)さんは以下のようなツイートを投稿しました。
「つまんない映画を観たくない」「つまらない小説を読みたくない」みたいな動機は僕の時代にも十分あったんだけどここ数年のその「間違いたくない」という感覚はちょっと度を越して強迫的に見えるんだよね。ちょっと不安。
— 森泉岳土@『佐々々奈々の究明』『ぼくの大林宣彦クロニクル』 (@moriizumii) June 6, 2022
とはいっても僕もラーメン屋に入るまえに星の数を調べちゃうこともあるし、そういう感覚に近いのかな。
— 森泉岳土@『佐々々奈々の究明』『ぼくの大林宣彦クロニクル』 (@moriizumii) June 6, 2022
なるほど…(゚Д゚;)
現代ならでは
情報量の多さや経済的理由などの様々な要因が、「間違いたくない」という感情へと繋がっているのかもしれません。
買い物する時もamazonやブログのレビュー見てから決める習慣がいつの間にかついてた
エンタメも品物も飽和状態にあるが故に、少しでも欠点を見つけるとこの時間・金を別のやつに使えばよかった、買っとけばよかったって思考に陥りがち— イケヌマ=シッダールタ (@Sosaeng0530) June 7, 2022
不景気というのはやはり大きく関係しているように思えます。生活に使える金額が限られているのに大枚はたいてババを引きたくない、という思いは昔より強くなって当然かもしれません。悲しいけれど。
— TORI MIKI/とり・みき (@videobird) June 7, 2022
たしかにそうなんですよね。「損をしたくない」が強い動機になる社会は窮屈だなあと思うけれど、もともと経済的、時間的に窮屈な生活を強いられているんですよね。そりゃあ余裕ないですよね。
— 森泉岳土@『佐々々奈々の究明』『ぼくの大林宣彦クロニクル』 (@moriizumii) June 8, 2022
なんとも考えさせられるお話ですね。
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みんなの反応
●あえてアカンそうなのを見に行くってのも面白いんですけどね
●調べさえすれば『当たり外れ』がわかる時代というのも大きいかもしれません。昔は「これ面白い?」はよほど通な友人がいなければ答えてもらえない問いでしたが、今は必ず読んだ誰かが感想をupしている。昔は「自分で読んでみないとわからん」というのが最短の答えでした
●少ない小遣いを勇気振り絞って使ったジャケ買い洋楽CDがマジでわけわかんなくて、でも買った以上は何とか好きになりたくてスルメを噛むように何度も何度も聴いていつしか自分の血肉になってた、みたいな体験を最近の子はしにくいんでしょうね。沢山のものに簡単に触れられるいい時代でもありますが
ハッとさせられる意見に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。