「是枝裕和監督の対談本を読んでいたら…」
そんな書き出しから、大島育宙【エンタメ批評と読書メモ】(@zyasuoki_b)さんは以下のようなツイートを投稿しました。
是枝裕和監督の対談本を読んでいたら「なぜ大学生のつくるものがつまらないかというと、内側が豊かでないのに自己表出しようとするからです」という一節がサラッと出てきてギョッとしながらストンと腑に落ちた。2016年の本だけど、現在では大学生だけでなくネット上の表現に広く当てはまる話だ。
— 大島育宙【エンタメ批評と読書メモ】 (@zyasuoki_b) June 11, 2022
誤解なきように補足しておくと、その本の中ではただ大学生を否定しているというわけではなく「自己表出ではなく世界を見ることが作品になる」ことの具体例として以下のようなエピソードが続きます↓ https://t.co/xK2Mvf5QZc
— 大島育宙【エンタメ批評と読書メモ】 (@zyasuoki_b) June 11, 2022
なるほど(゚Д゚;)
鋭い指摘
なお、リプライ欄には共感の声が。
この話はスゴイ。内側の豊かさってどうしても時間がかかる。時間をかけて自分の中で圧縮していって解像度が上がって行く感じ。で、心が歳を取りすぎると内側への供給が止まって変化しなくなる。年寄りが同じ話ばっかするのはここらへんかなと。 https://t.co/uEKhq4qIIE
— 猫山課長 (@nekoyamamanager) June 11, 2022
面白い作品をつくるためには、内側を豊かにする努力も必要だと感じさせられました。
関連:好きな漫画が映画化。その中で微妙だった作品に共通していたのは
みんなの反応
●昔文士の誰かが「25歳以下の者は小説を書くな」と言ったと聞くが、同じ意味だろうと思って居る
●わかる気がする。オリジナリティを求めた結果、オリジナリティなんてないんだと気がついてからが本番な気がします
●そうなんだよ、表現がしたいだけで、表現したいことがあるわけじゃなかったりそもそも表現に足る経験や技術が未熟すぎるんだよ。荒削りで良いものも稀にあるけども
ハッとさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。