「理解力が低いと思われる方、”理解しない”のではなく…」
そんな書き出しから、Takashi Okumura(@tweeting_drtaka)さんは以下のようなツイートを投稿しました。
理解力が低いと思われる方、「理解しない」のではなく、むしろ「理解力の範囲で理解」するので、表面的な理解に留まったり、引っかけに掛かったり、曲解に疑問を持たずに止まる。そのうえで、その理解を元に少ないサンプルで強固な心証を形成していく。ここを軌道修正するのは、なかなかコストが高い。
— Takashi Okumura (@tweeting_drtaka) April 7, 2022
一方、理解力が高い方は、新しい概念に触れたときの反応が全然違う。理解のためにペースが落ちるのではなく、むしろ質問を通じて前進していく感じ。おそらく、既存の知識から類例かメタ概念を引っ張りだしてきて、差分や境界を探ることで理解してる。理解力があるから元々の知識も多く、相乗効果。
— Takashi Okumura (@tweeting_drtaka) April 7, 2022
なるほど(゚Д゚;)
知識の積み重ね
Okumuraさんはさらにこう続けます。
想像するに、こうした未知の知識や概念を体得するスキルは、今までいかにそうした壁を越えてきたかという経験に拠る所が大きい。新しい知識を得ようと壁に挑む人にとって、世界はどんどん広がる。「それは何の役に立つの?」という知識を身につけた人ほど、実は「役に立つ知識」を身につけるのも早い。
— Takashi Okumura (@tweeting_drtaka) April 7, 2022
今日は、他大の院生に、まったくの別分野の下積み的タスクをお願いしてみました。まったく知らない分野のやったことのない作業なのに、理解が早く、どんどん追いついてくる。国立大生が強いのは、嫌いな科目、苦手な科目でも無理やり理解し突破してくる過程で磨かれたこのメタスキルなんでしょうね。
— Takashi Okumura (@tweeting_drtaka) April 7, 2022
何事に対しても、追究しようとする気持ちは持ち続けたいものですね。
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みんなの反応
●理解力が低い人間って「すべての物事を自分が理解できる形に無理やり収める」んだよね。だから自分では何もかもわかったつもりになってるのが滅茶苦茶厄介
●自分が知らないことは知ってることより確実に多い。だから知らないならば理解するために質問する、調べるという人と自分は賢い、質問するのは恥さらしと考えてると質問しないし調べないし、間違いかもしれない要素があっても、考えを変えるのは敗北だと感じてしまう
●コレ、拡張しようとすると半年から1年位掛かるのよね。思考の癖見付けて、理解できる形からちょっとはみ出すを少しずつ重ねて、途中で自ら気付くっていう成功体験をさせられれば早いんだけど、そこまでが長い
ハッとさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。