ワーママりら (@riramother)さんが投稿した、職場でのエピソードに注目が集まっています。
職場で一番理解ある上司が
「今の貸しは子供が小学生になったら返してくれればいいから気にすんな!」
ってめっちゃ親切な顔で言ってくれるんだけど育児と両立できる働き方をする=人に借りを作ってる
と言ってるのと同じ
理解あるように見えても潜在下では結局育児と仕事の両立を否定してるんだよね— ワーママりら (@riramother) February 13, 2022
子供は小学生になれば親の手を離れる
と思ってることにも絶望。
物理的には手は離れていくが
離れた場所へ羽ばたいていくからこそ
本格的に「教育」が必要になる。
人間関係の作り方、悩みや問題への対処の仕方、学業のフォロー、健康や安全の確保
むしろ小学生からが
育児本番なんじゃねーの?— ワーママりら (@riramother) February 13, 2022
身の回りでも子供が小学生になってから非常勤にシフトする人多い。
先輩は子供が中学生になったときに、親の目を盗んでやりたい放題やりだしたことに危機感を覚え、パートにシフトしてた。
育児ってずっと続くんだよ。— ワーママりら (@riramother) February 13, 2022
一番理解ある上司ですらこれだから
道のりは長いけど
声上げてくしかない。— ワーママりら (@riramother) February 13, 2022
深い意味はない、悪気はない、捉え方の問題
というコメントについてこのツイートの肝は
男気ある優しい上司が
”深い意味なく悪気なく”ワーキングペアレンツの働き方を「貸し」と表現してしまうほどに、旧体制(=労働者が配偶者に育児を丸投げすることが前提の労働環境)が根深い、ということです— ワーママりら (@riramother) February 14, 2022
深い意味なく口から出る
まさにそれが最大の問題なわけです
それほどに1日最低8時間労働(拘束9h)週5日でなければ労働者として完全ではない
育児は配偶者に丸投げして当然
という通念が日本社会に浸透してしまっている
その浸み渡り切った意識を変えなければ
真に子育てを応援する社会は作れない— ワーママりら (@riramother) February 14, 2022
将来育児中の後輩がいたら助けてやれ
て意味で言ってるのでは?
とのコメントについて育児中の労働者の仕事のカバーを他者に無償で過重に強いる体制、個人の人情に依存した体制、育児のための時短や看護休を”優遇”とみなす今の体制を変えなければマタパタハラは根絶せず後進への真の助けにはならない
— ワーママりら (@riramother) February 14, 2022
後進を救うために必要なのは
「人情」ではない
「システム」です
彼らが肩身の狭い思いをせずに育児と仕事を両立できる「構造」を作る必要がある
諸外国のように
常勤のデフォを1日6時間あるいは週4日勤務(育児関係なく全員)
有休日数増やし消化義務化
定時退勤、男の育児参加義務化
などやれよ日本— ワーママりら (@riramother) February 14, 2022
以下何度繰り返したか分からんが
今回も繰り返します諸外国がそうしているように
ワーキングペアレンツの仕事のカバーは
代替要員を雇うことで解決すべき
他の労働者が分担する場合でも必ず有償とし過重労働にならないよう最大限配慮すべき
企業や法人の努力だけで不可能なら国が助成すべき— ワーママりら (@riramother) February 14, 2022
本件は
「個人の捉え方の問題」
ではなく
「社会構造の問題(社会問題)」
ですその構造を創り変える使命があるのが
今の管理職と政治なわけです
そして
彼らに問題提起し意思表示する使命があるのが
他でもない
私たち一人一人なわけです以上。
— ワーママりら (@riramother) February 14, 2022
なるほど…。
働き方改革
共働きの家庭が多い昨今、『男性は仕事、女性は家庭』という従来の形を基準とした労働システムでは機能しない部分があるのかもしれません。
育児する上司、部下や同僚をサポートする=借りを作ること
それを育児する側が恩義に感じて思うのではなく、周りからこう思われている事がモヤモヤしますよね昔の日本的な考え、子育てしにくい社会
— つまる (@TSUMAruhito) February 14, 2022
育児と仕事を両立する人が罪悪感を抱かず、そして周囲が無理なくフォローしながら働ける社会になっていくといいですね。
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みんなの反応
●本当にそれ。人情やご近所付き合いじゃなくて「システム」が必要
●本人は心からの優しさで言ってる所が本当に悲しいです。きっと帰り道「自分良いこと言ったな〜」とか思ってるんだろうな〜…
●ワーママの間には『小1の壁』という言葉があるそうです
●私にも経験のある話です。このような思い込みが自体が日本の生産性、出生率があがらない根本的原因では?女性が「子供を産みたい」って心から思える世の中に…
考えさせられるお話に、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。