鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide)さんが投稿した、とある顧客とのエピソードに注目が集まっています。
昔々ある所に親切なガス屋さんがありました。
そのガス屋さんはお客様のご依頼とあらば、いの一番に飛んでいきなんでも解決しようと頑張るガス屋さんでした。
ある日ガス屋さんの電話が鳴りました。
「トイレが動かないの。年寄りだから分からないの。」
親切なガス屋さんは言いました。(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
「ウォシュレット電池ですね。替えの電池はありますか?無ければお持ちしますね。」
駆け付けたガス屋さんはあっという間に電池交換し、トイレは元気に動きました。
いつものガスのお客様のご依頼にはいの一番で駆け付けるガス屋さんなら当たり前です。
「もう一か所のトイレも見てほしいの。」(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
20年前の機種だったのでお取替えをご提案しました。
新型コロナウイルスの影響でウォシュレット納期が3か月掛かるのですが、親切なガス屋さんはお客様のために在庫を確保していました。
「注文品なら3か月待ちですが、今ならすぐにご対応可能です。」
(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
親切なガス屋さんはその日のうちに見積りを作り、お客様に連絡しました。
価格の了承も取れたので、一週間後に工事の手配をしました。
まちの小売店ならではのスピード対応です。(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
工事は滞りなく終わり、当日にお支払いも頂きました。
お客様もガス屋さんもニッコリです。
しかし、2日後のお休みの日、ガス屋さんの電話が鳴りました。
「ガスを解約する。」
トイレ交換をスピード対応したお客様の身内の方からです。
「ガス代が倍になっている。」(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
そんなことにはありません。
親切なガス屋さんは急いで会社に帰り、最近のシステムを起動します。
やはりお客様の勘違い。ガス代と灯油代が合算されて引き落としがかかるので、それを見てガス代が高くなったと勘違いしたのです。(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
親切なガス屋さんは電話で連絡しましたが、お客様は聞く耳持ちません。
客先の身内は、ガス屋さんが頑張って在庫確保し、スピード対応したことすら、年寄りに売りつけたような言い様です。
親切なガス屋さんはそれくらいでは堪えません。
引継ぎ先の仲良しのガス屋さんに電話し、淡々と進めます(続— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
お客様には撤去工事の日時をお手紙でお知らせしました。
間違いがあってはいけないからです。
当日に集金にて精算するので数千円を用意してくださいという内容もしっかり記載しました。
でも撤去工事当日にお客様は留守でした。
2回訪問したけど留守でした。(続— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
親切なガス屋さんはちょっと怒ってしまいました。
でも最後まで丁寧に対応します。
ご不在のようでしたので、○○○○円をお振込にてお支払いお願いします。
これも文書を作成し投函しました。
間違いがあってはいけないからです。
あと、会話したくないからです。(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
文書にはこうも書いてあります。
「お電話での対応は致しかねます。ご連絡は文書にてお願いします。」
間違いがあってはいけないからです。
あと、会話したくないからです。
親切なガス屋さんはすっかり怒っています。
それでも電話が掛かってきました。(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
お客様は言いました。
「集金に来て。」
耳を疑いましたが親切なガス屋さんは言いました。
「お電話は対応致しかねます。お支払いはお振込で・・・。」
途中で電話は切れました。
かけなおしてもガチャ切りされました。(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
そんな仕打ちを受けても、親切なガス屋さん。
仕方ないので集金に訪問します。
「個別集金は本来別途費用が掛かります。指定日にお願いします。」
「じゃあその日に来て。」
「今来てるんだから今貰います。」
本来は追加費用が発生しますが、ぐっとこらえました。(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
集金を終えた親切なガス屋さんに質問が飛んできます。
「ガスを解約した翌日にどうしてガスを取替えるの?年寄りだから分からないの。」
ガス残量は最新のシステムで管理され、配送予定に従って交換したので、取替えただけです。」
「そうなの、私、年寄りだから分からなくて。」(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
まるで契約内容をご理解されていませんでしたが、それは割といつもの事ですからガス屋さんは平気です。
テンプレのようにサラサラ説明が出てきます。
そんなことよりも、文書を投函したのにまるで内容をを無視されたのが悲しかったので、書いてある通りにして欲しいと伝えました。(続)— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
「年寄りだから分からないの。」
親切なガス屋さんは、あんまり心を痛めたために、顔がまるでくしゃくしゃの紙屑かみくずのようになり、ぶるぶるふるえ、声もなく泣きました。
しかし、ガス屋さんには沢山のお客様がいます。(続
— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
そして帰る道すがら団子だんごをたべ、途中とちゅうで十円だけ山鳥を買って会社に帰りました。
しかし、一ぺん紙くずのようになったガス屋さんの顔だけは、会社に帰っても、お湯にはいっても、もうもとのとおりになおりませんでした。おわり
注文の多いガス屋さん 著者 親切なガス屋さん
— 鈴木正秀@経営者 ガスと設備と福祉用具 (@suzukimasahide) December 16, 2021
理不尽すぎる(;´・ω・)
報われない
善意で行ったことに対し、感謝されるどころか文句をつけられ…
最終的に「年寄りだからわからない」の一言で済まされては、たまったものではありません。
そしてそのお客さんは新しいガス屋さんに言うのです
『前のところはやってくれた』と— 灘 雅貴 (@nada_masaki) December 17, 2021
我々も人の親切を当たり前だと錯覚してしまわないよう、気をつけたいですね。
関連:「今年一理不尽」ファミレスで声を荒げるオジサンの一言に絶句
みんなの反応
●「まちの電気屋さん」も同じ目に合っていそう…身内は日頃面倒見てないくせに要らんとこで出しゃばってきてわーわー掻き回すんですよね。結果みんなが不幸になる
●「年寄りだから分からないの」じゃなくて、元から理解しようとしないんだろうな…
●親切にするのは、親切の価値がわかる人にだけというのが現在までの教訓です
●親切なガス屋さん、お客様から「ありがとう」の言葉がいただけなかったのは、残念ですね
言葉を失うお話に、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。