医師の医タオちゃん (@130R_itaoitsuji)さんは先日、1人のがん患者からこんな心境を吐露されたのだそう。
若い人にがん告知した。病状は深刻。
親類、友人いろんな人が現れて口々に「これ試して見て」とさまざまな治療勧められて困ると。
地の果ての名医をみつけてきたりいろいろしてくれるんだけど、誰も癌になった悲しみと向き合ってくれないって。
それらは善意だからこそややこしい😔
— 医タオちゃん (@130R_itaoitsuji) May 27, 2021
なんともハッとさせられる言葉です。
励ましよりも共感を
絶望の淵にいる患者の悲しみを置いてけぼりにしていては、せっかくの善意が独りよがりになってしまいます。
良かれと思って背中を押してくれるんだろうけれど、「船頭多くして・・・」となって、本人は疲れ果てる。
勧められるだけじゃなく「行ってみた?」「どうだった?」と経過報告を求められるのも酷です。
一番つらいのは、本人なのだから。— チーママ@えー加減動けよな!的な日常 (@usausaz) May 27, 2021
「何かしてあげたい」という想いが先行しているときほど、相手が本当に求めていることを見誤らないようにしなくてはなりませんね。
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みんなの反応
●癌だった頃、友達から「このサプリ良いよ、試してみて」って言われたんですが癌ってどんどん進行して行くものだしもう手術しなきゃってなってるのにこんなの試してたら死んじゃうわって思いました
●自分に向き合う強さはないから、相手もそうだと思って、希望を見せたくなるのかも。悲しむことができるのは、ある意味強いかもしれませんね
●先日カウンセリングした方が正にそこに居た方でした。励ましと妙な気遣い、泣きながら何で貴方がと言う。そこに怒りすら感じると
●ただ生きてって言うんじゃなくて、癌と向き合って受け入れることも大切だと思うな
考えさせられるお話に、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。