猫の「避妊」について…
Tally-ho🦊モルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon)さんは「ある飼い主との会話」をもとに、こんな注意喚起をしました
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診察中にキレそうになりました。
飼い主「世話している複数の外猫には経口避妊薬を飲ましている」
🦊「は?」
飼い主「愛護団体から買った海外輸入の人用経口避妊薬を10分の1飲ましている」
🦊「法律に抵触する可能性があります。効果も期待できませんし、副作用がでたらそれは人為的な虐待です。」— Tally-ho🦊モルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
飼い主「いやそれはサクラ耳の団体に言われて…」
🦊「違法の可能性があり、虐待の可能性もあります」
飼い主「じゃあどうすれば避妊できるんですか?」
🦊「避妊去勢手術」飼い主の理解度とリテラシーが低すぎるのも問題だし、愛護団体もクソだし…
診察中に怒鳴りそうになってしまいました。— Tally-ho🦊モルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
あまりに酷すぎる…。
愛する家族のために
続くツイートでは、この件の問題点についてより詳しく説明されています。
勘違いされている方も多いですが、人用の薬を使うこと=虐待ではありません。
動物用医薬品は種類が少なく、治療に必要で有れば獣医師の判断の元で人の医薬品を用いることが出来ます。
実際に動物病院で処方する薬の大部分は人用の医薬品です。— Tally-ho🦊モルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
問題は人と動物の生理薬理は異なっているため、正しく使用するには獣医師の判断が必要だということです。
専門家である獣医師を介さずに無資格の人間が薬を処方、販売していることが問題なのです。— Tally-ho🦊モルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
この場合人の経口避妊薬を猫に用いることは薬の効果は「期待できず」「副作用だけが発現する」可能性があります。
無資格の知識のない人間が間違った処方投薬を行うのは、毒を与えるのと同義であり、専門家である獣医師にとっては許容出来ない問題なのです。— Tally-ho🦊モルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
同根の問題は多く、「ブリーダーによる予防薬販売」「ショップや一部の動物病院による予防薬や動物用医薬品の無診察ネット販売」「特定の病気の時に用いる処方食のネット販売」などは心ある獣医師のからは忌避される行為です。
— Tally-ho🦊モルカー専門獣医師 (@vet_oph_surgeon) February 11, 2021
得た情報を盲目的に信用するのは、とても危険な行為です。
ペットに関する知識を養うのも「飼い主の責務」であるということを、心に留めておきたいですね。
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みんなの反応
●しょ、衝撃的。ペットを飼うときは、最低限は飼育本を読んで勉強してほしい。そんなひどい団体、見聞きしたこともないです。一体、どちらの団体さんなんでしょうか…
●私ならキレそう…いや、キレる。飲ませとけばいいって言う安易な考え方はとても動物を大切に思う人に聞こえません…。ちゃんと物事を考える癖をつけようよ!薬って毒でもあるんだよ。本当に動物が好きなら少しは学ぼうよ。ネットでも少しは学べるよ!と言いたい…
●以前「避妊去勢なんかされて可愛そうやから、せずに耳カットして放してます」ってイカれたツイート流れて来た事があります。手術してないのに病院でカットするわけ無いし、そいつが勝手に捕まえて鋏で耳切り取って離してるって事で…。独自理論展開サイコが多くて震えます
●愛護団体から譲り受けたり、外猫を保護してもらう場合は病院と提携している、もしくは行きつけの病院がある団体にしましょう。まともに愛護活動してたら医療行為が必ず必要になるため、一定の指標になります
ぜひ周知したいツイートに、他のユーザーからも大きな反響が寄せられていました。