LGBTの役を演じることについて…
俳優の松崎悠希(@Yuki_Mats)さんは、こんな呟きを投稿しました。
ストレートの俳優がゲイの役やトランズジェンダーの役を演ずる事を「難しい役どころ」とか「挑戦的な役」とか表現するの、マジでいい加減ににやめましょう。別に演じる事自体は悪くないけど「難しい役どころ」扱いにするのは、本当にその人生を歩んでる人達に失礼極まりない。宇宙人じゃねえんだから。
— Yuki Matsuzaki 松崎悠希 (@Yuki_Mats) September 1, 2020
なるほど…
悩ましい現実
松崎さんは、「実生活でも性的マイノリティである役者を優先すべきという主張ではない」としながら…
それでも、作品のテーマと相反するような業界の姿勢そのものに、大きな疑問を感じていると訴えます。
実際に何百人もの俳優を見た上で、その崇高なメッセージを伝える最善の方法がストレートの俳優をキャストする事だった・・・なら分かりますが、現実は違います。芸能界内で差別に苦しんでいるマイノリティ俳優を無視し、「あの○○が難しいゲイ役に挑戦!」と、話題性狙いでキャスティングしています。
— Yuki Matsuzaki 松崎悠希 (@Yuki_Mats) September 1, 2020
ある作品には、観客の価値観を変える力すらも宿りうるからこそ…
製作や発信に関わる者は、その『責任』について、しっかりと自覚しなければなりませんね。
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みんなの反応
●他人の人生を演じるのだから、どんな役でも全部難しいと思うよ
●私は恋愛感情がないんですが、確かに俳優/女優さんが「今回アセクシャルという難しい役を…」って話してたら「どこが難しいの? 貴方が恋してない状態でいるのと同じだよ。恋愛感情を持たない以外別に何も貴方と違う所はないよ」ってなると思います
●すごく分かります!! だったら、逆もしかりなんですげどね。ゲイやトランスジェンダーの俳優がストレートの役を演ずる事は「難しい役どころ」とはならないですもんね
深く考えさせられるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました。