いかだ船に乗って川を下りながら、数日間かけての旅に興じていたジャスティンさんは…
その最中、犬が喧嘩しているような鳴き声を耳にしました。
初めのうちは、特に気に留めていなかったものの…
次第に、その鳴き声がか細くなっていっていることに気が付きます。
命の恩人
声の出どころを探すと、濁っている水面から、かろうじて犬の鼻だけが飛び出しているのを発見。
確認すべく身を乗り出した拍子に、ジャスティンさんは誤って水中に落ちてしまい…
そこでようやく、「正体」に気づきます。
なんと溺れていたのは…まだ幼い、子どものコヨーテ。
いかだ船の上に引き上げてはみたものの、既に意識は混濁しており、呼吸も止まっているようでした。
しかし、ジャスティンさんは心肺蘇生法を習得しており…
コヨーテの子どもに水を吐き出させ、一命を取り留めることに成功します。
火をおこして、ともに濡れた体を温めたのち…
通じ合うものがあったのか、ジャスティンさんはそのコヨーテを、10日間の旅のお供として連れて行くことに決めました。
イップイップという名前を与え、食事などの面倒も見てあげて…
夜になれば、寄り添い合って眠ることもあったそうです。
彼らのあいだに信頼関係が芽生えていることは、誰の目にも明らかでした。
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みんなの反応
●コヨーテにとっても、溺れずに済んだだけでなく、ステキな旅になっただろうね
●彼とイップイップの冒険を文章にまとめて、子供向けに出版したらどうかしら?
●心温まるエピソードだわ。きっとコヨーテも、助けてもらったことを理解していたんでしょうね
●コヨーテが溺れているところに彼が通りかかったのは、きっと偶然じゃないんだと思う。助かって本当によかった
その後、イップイップは野生動物の保護活動を行っている団体へと引き取られていき…
野生に帰すべく、リハビリを行っているそうです。
失われかけていた命をハッピーエンドへと導いたジャスティンさんに、大きな拍手を送りたいですね。