みるく(@milkx35)さんは、1枚の千円札を巡り、こんなエピソードを投稿しました。
この千円札は、84歳のおばあちゃんから頂いたもの。
昼近くに、近所のスーパーの近くを両手に重そうにパンパンのエコバッグを持って歩いていたおばあちゃん。歩いては置いて歩いては置いて…とても気になって一度通り過ぎたけど戻って車止めてどこまで帰るの?って聞いてみた。続→ pic.twitter.com/lKB6CjJVPo— みるく (@milkx35) July 9, 2020
買い物終えたらバスが行ってしまって次のバスまで一時間あるから待ってるよりと思って歩き出したものの荷物が重くて持っている杖もつけなそう。ご自宅は車で10分程。よかったら乗ってくださいって言ったら「ありがとう」って。
車で10分でも重い荷物持って歩いたらおばあちゃん何時間かかるか…続— みるく (@milkx35) July 9, 2020
このところの雨で買い物に行けなかったけど今日は降っていないから買い物に出たらしい。
「知らない人なのに誘拐みたいにごめんね」って言ったら東京から引っ越して来て今はお一人。姪が近くにいらっしゃる。84歳。東京で秋田の人に裏切られた事があって秋田に移り住む事は悩まれた。続— みるく (@milkx35) July 9, 2020
それ以来どうしても秋田の人はちょっと苦手だけどお家があるのと姪がいるので秋田に来た。
道中、色々お話してくださった。
到着してドアを開けてあげたら私に千円札を差し出された。
そんなつもりはなかったよ、勝手にお節介したの、そんなつもりはなかったと繰り返すと「わかる、わかる」って 続— みるく (@milkx35) July 9, 2020
こんな事しないで欲しい、受け取ったら私、バチが当たるからって何度言っても千円札を私に渡さないと気が済まないみたい…
ここで突っぱねたらこのおばあちゃん、ずっと気に病むのかも…と思って「わかった。ありがとう。元気でいてね。ありがとう。かえってごめんね…」って言ったら、おばあちゃん続— みるく (@milkx35) July 9, 2020
「私、嬉しいの。初めて秋田の人にこんな気持ちにしてもらったの。どこかでまた逢いましょうね。ありがとう。」
って。
帰途についた後、これでよかったのか分からなくなった。
勝手に気にして勝手に声掛けて勝手に乗ってって言ったのに…おばあちゃんから千円をとってしまったみたいな気持ち…。— みるく (@milkx35) July 9, 2020
おばあちゃんありがとうね。
この千円札は使えないよ。
使えないけどこの千円札は役に立つようにしたい。
だから、車中でおしゃべりした大雨の災害の被害にあわれた方々に届くように募金箱に入れます。
支援額は小さい千円札だけど、おばあちゃんの大きな大きな千円札。またお逢いしましょうね。
— みるく (@milkx35) July 9, 2020
『おばあちゃんの大きな大きな千円札』
思わず涙が出る、人情あふれる一幕です。
つなぐ優しさ
心からの『親切』と『感謝』は、交わした互いを幸せにするコミュニケーションなのだと改めて気づかされます。
息子もスーパーの駐輪場で自転車が倒れてしまったおばあちゃんを助けたら100円もらったらしく、使い道を聞くと
スーパーの募金箱に入れてきた!優しさは優しさで返すんだよ!って
良い子に育ってくれたと思いました
またおばあちゃんと会えると良いですね!心があたたかくなりました!
— ネコが好き (@daiyuilove1401) July 9, 2020
世の中は、まだまだ捨てたものじゃない。
そんな喜びを感じずにはいられませんね(*´∀`*)
関連:セブンで、コピー機が使えず戸惑う老婦人を助けたら…思わぬ展開!?
みんなの反応
●最初はただの千円札の写真に見えたのに、読み終わってから見返すと、とても綺麗な千円札に見えました。善意だけで出来たお話を読むのは心が癒されます
●親切は循環させていきたいですね
●私なら声を掛けられるか… 見ず知らずの人に声を掛けるのは勇気がいることと思うのでみるくさんの行動すごく尊敬します! 私も見習いたいな
グッとくるお話に、他のユーザーたちからも大きな反響が寄せられていました!