カナダ・モントリオールの動物管理局に運び込まれた子猫・ルー。
まだへその緒がついたままの身体は冷え切っていましたが…迅速な処置で、なんとか一命を取り留めることができました。
その後、連絡を受けた保護団体Chatons Orphelins Montrealのミレナさんが彼女を引き取り、24時間体制のケアを開始。
当時を知る同団体のメンバー・セリーヌさんはこう語ります。
とても小さく、目は閉じていて…
預かりボランティアだけが頼みの綱だったんです。
おしゃべり上手
ミレナさんはうまく体温調節ができないルーのために身体を温め続け、1〜2時間おきに哺乳瓶で授乳し、ご飯の後には安心させるために抱きしめてあげました。
すると…ミルクが欲しいと毎時間鳴いていた彼女は、翌日に30グラムも体重を増やしていたのだとか。
性格は好奇心旺盛で恐れ知らず。
おしゃべりも上手で、欲しいものがあると鳴いて伝えてくれると言います。
生き抜く本能は初めからとても強かったんです。
すぐに哺乳瓶に食らいついて、豪快に飲み干していました。
人といるのが何より大好きで、ミレナさんの後ろをついて行いていく姿は、まるで親鳥を追う小さなヒヨコのようです。
お腹を撫でられたり、ママと同じ目線にいてキスをしたりかじったりするのが好きみたい。
白い毛並みに黒が混じった「牛模様」も、非常にキュートですね(*´∀`*)
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友達もいっぱい
やがてルーは、ミレナさんの元で暮らす他の猫たちとも仲良しに。
もう二度と、孤独を感じることはありません。
強い意志と献身的なケアで美しく成長を遂げた彼女に…
これからもたくさんの幸せが降り注ぐよう、心から願っています。