アメリカ・ペンシルバニア州で何年もの間ノラ猫たちの面倒を見てきた、保護団体Kolony Katsのクリスさんとキアさん。
そんな2人は、いつもの見回りルートを運転しているときに…
道を渡る1匹のノラ猫を発見しました。
ご飯をあげようと車を止めた時、すぐに彼女は授乳中だと気がついたんです。
人懐っこくも少し怯えているようだったため、車内に残ったまま後を追い、あたりを探してみると…
ある民家の玄関先に置かれたボロボロの段ボールの中で、4匹の子猫を囲っていたことがわかりました。
そこの家主によると、母猫である彼女は、最近2年で4回も出産をしているそう。
クリスさんたちは許可をもらい、翌日全ての猫を保護することができました。
特別な子猫
4匹の子猫の中には、特別な障害を持った子猫もおり…
一番小さな猫・コーデュロイは、生まれつき眼球のない”無眼球症”と、口や鼻が裂けたような奇形を起こす”口蓋裂”を患っていることが判明します。
しかし、見た目こそ他の子と異なれど、生活に支障はないこともわかりました。
あんな状況で子育てをしていたのに、母猫・エレノアはとても良く面倒を見ていたようです。
その後、預かりボランティアのロウさんの元へと引き取られると、エレノアも安全で暖かい環境にホッとしたのか…
新しいベッドに横になり、再び子猫たちのお世話を始めます。
コーデュロイは兄弟猫たちよりも少し身体が小さいものの、魅力では負けていません。
彼は一番個性的。
とてもおしゃべり上手で、最近は夢中になってお皿の水で遊んでいるんですよ。
エレノアも彼の外見については何ら気にもとめずていない様子で、毛繕いに勤しみます。
彼女はとっても可愛いんです。
子ども達のお世話を私に任せせてくれて、抱きしめると彼女もハグをしてくるんですよ。
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すくすく育って…
その後、子猫たちは健やかに成長し、体重も500グラム近くなりました。
4匹の子猫たちと優しいママに、これからもたくさんの幸せが訪れるよう、心から願っています。