野良猫に避妊・去勢を施すプロジェクトの一環で保護された、赤毛の猫・グース。
野生での暮らしが長かったためか、非常に臆病な性格の持ち主で…
屋内に保護されてからも、人の目から隠れようと必死になっていたといいます。
3匹の子猫
彼を保護した団体のスタッフであるジュリアさんは…
それでも、どうにか屋内での生活を体験してみて欲しかったんです。
グースは治療を嫌がったり、人間を怖がったりすることはあっても、けっして「威嚇」することはありませんでした。
同じネコ科の友達さえできれば、もしかしたら社交的になってくれるかもしれない、と思っていました。
そこでジュリアさんたちは、何匹かの人懐っこい猫たちを紹介してみますが…
残念ながら、グースはそう簡単に心をひらいてくれません。
一方その頃。
ジュリアさんの所属する保護団体に、生後6週間ほどの3匹の子猫がやってきます。
すると、お互いに紹介されたグースと子猫たちは…
なんと初対面にもかかわらず、すぐに意気投合!!
あれほど人見知りだったはずのグースが、自分から子猫たちにすり寄っていったのです。
子猫たちもまた、ちょっかいをかけたり、毛づくろいをしてもらったり、グースの親愛の情をすぐに受け入れました。
そしてこの一件を機に、グースは少しずつ心の殻を破っていきます。
私たちの姿を見ても、怯えたりはしなくなったし…
子猫たちにとっての良い見本となるように努めているみたい。
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運命の出会い
「後輩」とのコミュニケーションが功を奏し、グースは一人前の大人の猫へと成長を遂げました。
子猫たちにとっても、頼りになる年上の猫と友達になれたことは、幸運と呼ぶほかありません。
お互いに素敵な巡り合わせとなって、本当によかったですね(*´∀`*)