アメリカ・カリフォルニア州で、とある女性が「なかなか引き取り手の見つからない2匹の兄妹猫がいる」との噂を耳にしました。
このままでは施設に送られてしまうため、子猫を保護し、SNSで助けを求めると…
投稿を目にした保護団体Friends for Life RescueNetworkからすぐに連絡が入ります。
サンパーとフラワーと名付けられた2匹は、預かりボランティアのメルさんの元でケアを受けることに。
前の飼い主の元では、ひどい扱いを受けていたのでしょう。
怯えて、ずっと身を寄せ合っていたといいます。
パートナーとともに
加えて彼らは、足の奇形も患っていました。
2匹とも生まれつき前足の“とう骨”と呼ばれる部分がありません。
サンパーには3本しか指がない前足もありました。
様々な困難を抱えていた子猫たちですが…
より勇気のあるサンパーが少しずつ心を開いていくと、誰からも逃げていたフラワーもそれに続きます。
日に日に自信に満ちていき、メルさんが近づくことも許してくれるようになりました。
お互いにとても頼りにしているみたい。
視界に入っていないと、どちらかが探しに行くんです。
その後もどんどん人への信頼を深めていった2匹。
障害自体は手術を必要とするようなものではありませんでしたが…
メルさんは、出来る限り彼らの生活に負担がかからないよう、特別な床を敷いたり、リハビリをしたり、様々な配慮をほどこしました。
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念願かなって
それから1年。
献身的なケアの果てに、ついに彼らは、一緒に暮らせる『生涯の家』を見つけることができたそう!!
辛い環境を支え合って乗り越えたサンパーとフラワー。
これからも仲良く、楽しい思い出を紡いでいくことでしょう。