アメリカ・ラスベガスのシェルターに、弟と一緒に運び込まれた生後1〜2日の子猫・ゾーイ。
身体は冷たくなっており、ほとんど反応を示しません。
預かりボランティアのパトリシアさんが彼らを引き取りましたが…
最善を尽くしたにも関わらず、弟は命を落としてしまいました。
小さなファイター
それでも、生き残ったゾーイは、まるで“決して諦めない”と心に決めているかのよう。
お腹がいっぱいになるまでミルクを飲み、その夜のうちに元気を取り戻し始めました。
たった78グラムしかないのに、信じられないような闘志を持っていたんです。
初めからとても育てやすい子猫だったという彼女は、パトリシアさんがミルクを持っていくと、真っ直ぐにハイハイして向かってきます。
その素晴らしい食欲と人懐っこさが助けとなって、体重も順調に増えていきました。
24時間熱心にミルクを飲んでいるので、心配することは何もありませんでした。
数週間後には目も開き始め、ますますミルクを見つけるのが早くなったのだとか。
ゾーイはとてもご機嫌。
甘えて前足でふみふみすることや、ひっくり返ってお腹を撫でてもらうことが大好きなんです。
さらにパトリシアさんの元で、子猫好きな先住犬・マイロともご対面。
ゾーイはすぐに彼が気に入り、おっぱいを飲もうとすることさえあったのだとか。
彼女は、マイロを他の猫だと思っているみたい。
いざ家の中の探検に出かける際も、優しいお兄ちゃんがいつも見守ってくれていたそうです。
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元気一杯
数週間後、ゾーイの目はしっかりと開き、耳もピンと立ち始めました。
今はベッドの上で歩く練習中です。
小さな身体に戦士の心を持った子猫。
これからも元気一杯に育っていくことを心から願っています。