4月25日に発生したネパールでの大地震。日本からネパールに向かった救助隊の中には、殺処分寸前に救われ災害救助犬となった夢之丞(ゆめのすけ)の姿もありました。
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災害支援を行うNGO団体『ピースウィンズ・ジャパン』によると、4月28日より同所属の災害救助犬(夢之丞、ハルク)とレスキュー隊が、カトマンズ市内での活動を開始しました。(詳しくはコチラ ピースウィンズ・ジャパン)
メンバーの中の1匹、夢之丞は、かつては殺処分寸前の捨て犬でした。
(夢之助の生い立ちはコチラでご覧頂けます。)
寸前のところでピースウィンズ・ジャパンに選ばれ一人前の救助犬へと成長した 夢之丞(ゆめのすけ)。先の広島土砂災害の際には、このチームで行方不明者2名を発見しています。
今回のネパールでの救助活動への参加はTwitterでも話題になり、
夢之丞君、人間の勝手で捨て犬となったあなたは殺処分寸前で保護され過酷な訓練を乗り越え災害救助犬となり人命救助で活躍してきました。そして今国を超えネパールへ。頭が下ります。どうかご無事で。
http://t.co/dVHPw9frfl pic.twitter.com/yhKcK7jyZf
— mixdogjun (@mixdogjun) 2015, 4月 28
ネット上では…
●うわーん! 朝から泣きそうです。 がんがれ夢之丞!
●ダメだぁ…涙腺が…。人間なのに人間嫌いになる。
●本当に素晴らしい!健気な頑張りに、心から敬意を払います!どうか怪我などせず、無事に帰ってきてね(´;ㅿ;`)
など、多くの人が応援メッセージを送っています。
4月29日現在、ネパール地震の死者は5000人を超えたと言われています。
世界中からの救助隊が続々と現地に到着していますが、主要なインフラが破壊されているため、救助活動は難航しているそうです…。
People survey a site damaged by a strong earthquake, in Kathmandu, Nepal. (Photo via Reuters) pic.twitter.com/QccBxkZtx5
— ABS-CBN News Channel (@ANCALERTS) 2015, 4月 25
A house in ruins at Bhaktapur. The #NepalEarthquake has already killed 224 in Bhaktapur.
Photo: Hemanta Shrestha pic.twitter.com/w5XUTK4aG0
— The Kathmandu Post (@kathmandupost) 2015, 4月 26
人間の身勝手で殺処分されそうになったにも関わらず、人間を助けてくれる夢之丞。
夢之丞の真っ直ぐな思いに頭が下がると同時に、被災地の方々や、救助に参加している他の救助犬やレスキュー隊の人たちのために、何か力になれればと思いました。