動物保護施設の正面をうろうろとさ迷っていた、1匹の子猫。
彼は、所属ボランティアの方が玄関から出てくるのを見て…
あっという間に逃走し、施設の移動車の中に飛び込んでしまいます。
猫と犬の出会い
子猫はエンジンルームの中に入り込んでしまい、なかなか出てきてくれませんでした。
施設の方々はどうにか彼を引っ張り出し、お風呂へと連れて行きます。
お風呂のお湯も、あっというまに不透明になってしまうほどで。
ワッフルと名付けられた子猫は、そのまま里親の元へと迎えられていきました。
初めのうちは慣れない環境に怯え、隠れる場所を探してばかりいたといいます。
しかし…そんな彼を支えてくれたのが、同じ家で飼われていた1匹の犬でした。
どれほど大きさが違っても、全然気にしていないみたい。
頼もしい友人が守ってくれている、という安心感からか…
ワッフルは、屋内での生活にも順調に慣れていきました。
最初の臆病さはどこへやら、エネルギッシュで人懐っこい子猫へと生まれ変わったのです。
やがて里親の元を巣立ち、「生涯の家」を探すタイミングとなり…
ワッフルのため、犬を飼っている家を優先して探す方針が決まります。
そして救助されてから1か月後。
条件を満たす飼い主が無事に見つかり、新天地へと引き取られていきました。
先住犬のゴールデンレトリーバー・スパーキーも、友達の到着を心待ちにしていたのだとか。
もちろん、2匹はあっというまに仲良しに。
ワッフルは、スパーキーの後ろにくっついて、家中を歩き回り…
スパーキーもまた、小さな弟分のことを、非常によく可愛がってあげたそうです。
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無二の親友
親切な人間に保護してもらえたおかげで、最高の相棒と出会うことができたワッフル。
暖かくて快適な屋内には、彼を怯えさせるようなものは何もありません。
仲良しのスパーキーとともに、いつまでも幸せに暮らしていってほしいですね。