カナダ・モントリオールの歩道にぐったりと横たわっていた、1匹の子猫。
発見した女性は、すぐに駆け寄ってその無事を確かめます。
のちにマディと名付けられる彼女は、かろうじて生きてはいたものの…
もはや、呼吸だけに持てる力の全てを注いでいるような状態でした。
生死の境
発見者の女性は、瀕死のマディを放っておくことはできず、動物病院へと連れて行きます。
彼女の身体は、骨と皮しかないほどに痩せ細っており…
脱水症状の他、多くの健康上の問題を抱えていました。
病院スタッフはまず、冷え切ったマディの身体を温めます。
どうにか平熱を取り戻したあとは、傷の治療と水分補給へ。
か弱い命を救うため、出来る限りの措置を施しました。
その後、地元の保護団体に連絡を取って里親を見つけ、真夜中に輸送を決行。
生き残ったのは奇跡といえるほど、多くの困難に見舞われていた彼女ですが…
幸い食欲は旺盛で、生きるために必要なエネルギーをもりもりと蓄えていきます。
昼夜を問わずに献身的な看護を続けた里親にも、非常によく懐いたとのこと。
やがて回復したマディは、すっかり甘えん坊になり…
撫でてあげると、すぐにすり寄ってくるんですよ。
いつでも傍に居たいみたいで、パソコンを操作しているときは必ず近づいてきます。
関連:【子猫】 3mも積み上がったゴミ山から救出された子猫。発達障害を患いながらも…やがて彼女は、立派な『肩乗り猫』に成長した
奇跡の生還
後に飼い主となってくれる方も見つかり、無事に「生涯のお家」へと引き取られて行ったマディ。
小さな子猫を救うために尽力した人々へ、心からの拍手を送りたいですね。
(参照:Love Meow)