ドミニカ共和国にて保護された、生後数週間ほどの子猫・ズィスー。
人の手によって救助された彼は、自分を引き取って世話をしてくれる誰かを必要としていました。
弟と兄
世界中を帆船で旅している、カチさんとジョナサンさんの夫婦は…
そんな子猫の存在を知って、救いの手を差し伸べます。
良いタイミングでした。
けれど引き取ったズィスーはとても小柄で、また体調もひどく悪化していたんです。
必要な治療や入浴を行う間、ズィスーは嫌がるそぶりをまったく見せません。
まるで、カチさん夫妻によって自分が救われたことを、理解しているようだったそう。
エイハブと出会ったズィスーも、あっという間に彼を受け入れ…
自分よりも体の大きなお兄ちゃんの後ろを追いかけて、いつでもどこでもくっついて歩き回っていました。
一方のエイハブは突然やってきたエネルギッシュな子猫に戸惑い気味で、初日こそ威嚇をしていましたが…
次の日には、「弟分」の毛づくろいをしてあげるようになります。
仲良くなった2匹は、毛並みの色が似ていることもあいまって、まるで本当の兄弟のよう。
正しい食事の仕方、トイレの使い方、それからボートへの出入りの仕方も。
船上という特殊な環境にも、ズィスーはあっという間に適応してみせます。
朝が来るとお兄ちゃんと一緒に、2匹でカチさんたちを起こしてあげるのだとか。
どんなときも息ぴったりの兄弟・エイハブとズィスーですが…
時には、あまりにエネルギッシュな弟分に、エイハブが先に息切れしてしまうことも(笑)
いつでも誰かといっしょに遊んだり、可愛がったりしてほしいみたい。
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瓜二つの兄弟
やがてズィスーの身体が大きくなると、2匹はますます瓜二つに。
生まれの違いも、育ちの違いも、彼らの絆の前では些細なことです。
これからも兄弟仲良く、幸せな船上ライフを送っていくことでしょう(*´∀`*)