カナダ・モントリオール在住の女性は、自宅の裏庭で、1匹の野良猫を見かけました。
女性は、その野良猫が数ヶ月ほど前から近所をさ迷っていたことに気付き…
お腹を空かせている彼のため、ご飯を用意してあげます。
すると、野良猫は女性に心を許して、毎日その家を訪れるようになったのだとか。
手厚い待遇
その猫を野良のままに放っておくことが出来なかった女性は、彼を動物病院へと連れて行ってあげました。
ディケンズ、と名付けられたその猫は、どうやら1歳ほどの若い猫で…
猫免疫不全ウイルス感染症、通称「猫エイズ」に感染していることが判明します。
治療のために、ディケンズはしばらく動物病院で入院することになりました。
しかし、抵抗したり逃げ出したりする様子はなく、むしろ手厚い待遇を受けて幸せそうにしていたそう。
伸び放題だった毛を整えてもらったあとは、気持ちよさそうにのどをゴロゴロ。
その後、地元の保護団体を経由して、ディケンズは里親のマリーさんに引き取られていきました。
新しい住処に危険なものはない、ということを一通り確認した彼は…
すぐに新居に馴染んで、屋内の生活を満喫するように。
たいへん人懐っこく、構ってもらうのが大好きだったというディケンズ。
飼い猫としての適性も、どうやらバツグンみたいですね。
関連:【子猫】首輪もマイクロチップも装着していない子猫を保護。飼い主が見つからず、一晩預かるつもりでお家に連れて帰ったら…?
再会
その後、「生涯の家」を探す準備が整ったディケンズは…
最初に自宅の裏庭でご飯を恵んでくれた女性のもとに、飼い猫として引き取られていきました。
お腹を空かせてさ迷ったり、他の猫と争ったり、独りぼっちの寂しい夜を過ごす必要は、もうありません。
自分を過酷な野良生活から救ってくれた心優しい飼い主に、ディケンズもきっと、深く感謝していることでしょう。