ある日、米インディアナ州に住む女性の庭に現れた1匹の子猫。
前足は内側へ折れ曲がっており、腕を使って歩いていたそうです。
彼を保護した女性は、自分の手には負えないと判断し…
保護団体「Here Kitty Kitty Rescue」に協力を求めました。
外の環境で、どうやって5週間も生き延びられたのかはわかりませんが…
彼は「生きたい」という強い意志を持っていたんです。
スクーターと名付けられた子猫は、さらに目にも感染症を患っていたにも関わらず…
撫でられるとすぐに喉を鳴らし始めたと言います。
新しいおもちゃが大好きで、いつも人と一緒にいたがるのだとか。
獣医で検査を受けた彼は、病院のスタッフたちと遊び、その腕の中で眠ってしまいました。
新しい生活
検査の結果、腕の障害は生まれつきのものだと判明。
腕が長い間内側へ曲がっていたので、骨の成長に影響があるようです。
まだ身体の小さな彼には手術ができないため、当面はストレッチなどのリハビリを行います。
7週を迎え450gになった彼は、新しい生活をとても楽しんでいる様子。
代理ママと4匹の子猫たちに加わって、まるで本物の家族のように過ごしています。
兄弟たちは彼に寄り添うのが大好き。
おもちゃで遊んだり、兄弟と一緒にお昼寝したり、頭を撫でてもらったり…
もう独りぼっちで寂しく感じることはありません。
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生涯の家族のもとへ…
その後、体調も回復しリハビリも順調に続けているスクーター。
飼い猫となる準備が整うと、すぐに家族として迎え入れたいという人が現れました。
先輩猫にも、すっかり気に入られた様子。
障害にも負けず、たくましく生きる小さな子猫。
その前向きな姿は、これからもたくさんの人々を勇気付けることでしょう。